「競合他社のポテンシャルや将来戦略を把握した上で自社の戦略は策定していますか?競争戦略は明確ですか?」。残念ながらこの問いに答えられる企業が少ないのが現状です。競合を十分に認識しないままの投資は、そのほとんどが埋没してしまう恐れがあります。現在の様な経済状況が悪く、資金調達が難しい状況では、経営そのものの存続が危うくなってしまう恐れもあります。
今こそ競合のベンチマーキングを戦略企画の基盤とする必要があります。そして競合に勝つ戦略を構想し、確実に売上・利益を確保するかが重要です。当セミナーでは競合ベンチマーキングと異業種ベンチマーキングの組み合わせにより、競合に勝つための体系的ベンチマーキングの考え方について紹介します。
- 競合に勝つためのベンチマーキングとは
- 競合商品スペックの把握がベンチマーキングではない
- 「競合の現在の能力と将来の戦略を知る」ことがベンチマーキング
- ベンチマーキングの最終目的は、自社の目標設定と競争戦略の意思決定
- 海外の競合は国内競合とは全く異なるビジネスモデルを行っている
- 正しい競合ベンチマーキングの進め方
- 取引先まで含め、まず誰が競合になっているかを俯瞰的に把握する
- ベンチマークすべき競合をフォーカスする
- ベンチマーキング情報の基本体系「現在の能力」×「将来の戦略」
- 組織の触覚「機能部門」で情報収集し「組織横断的」な統合的判断
- 競合の25%の情報から競合全体の動きを把握する
- 異業種ベンチマーキングから学ぶ競争戦略モデル
- 製品だけではなく情報と事業構造での競争優位「ビジネスモデル戦略」
- 技術の複合化による「技術での格差化戦略」
- 競合の資産を埋没させる「破壊的参入戦略」
- 環境変化に強く、参入障壁が高い「市場ニッチ戦略」
- 経営サイクルとして実践すべき競合ベンチマーキング
- ベンチマーキングは、中期戦略計画の計画サイクルが前提となる
- 実行半年前に中計を策定するサイクルをつくることが理想
- 日常業務の中での「兆候情報収集」とプロジェクトによる「戦略情報収集」
- 異業種ベンチマーキングによる画期的な発想転換と組織変革