タービン・ブレードの切削加工時の変形とその低減対策

会場・オンライン同時 開催

蒸気タービンや耐熱合金の切削加工で発生する「変形」に悩んでいませんか。
本セミナーでは、加工変質層や残留応力が変形を引き起こすメカニズムを基礎からわかりやすく解説するとともに、低温切削、振動切削、反転仕上げ切削、加工プログラム修正など、実際の研究成果に基づく変形防止技術を詳しく紹介いたします。
加工精度の向上、手直し工程の削減、コスト低減を実現するための実践的なノウハウを習得いただけます。

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プログラム

蒸気タービンは12Cr鋼など製造されており、タービン・ブレードなどの切削加工においては、切削によって変形が生じることが大きな問題となっている。現状は、変形を矯正するための工程が必要で、そのため効率が悪くコストも高くなる。  切削時の変形は、表面に加工変質層 (内部とは違った結晶構造の破壊、乱れ、多結晶化を起こした層) が生じて残留応力などが残るためと考えられる。

 加工変質層が出来る原因としては以下のことが挙げられる。

  • 機械的エネルギーによる要因
    • 塑性変形による表面の結晶格子の乱れ、格子欠陥の増加、結晶粒の変形、結晶粒の微細化、表面流動などがある。
  • 熱エネルギーによる要因
    • 相形態、組織変化、熱ひずみによる亀裂発生などがある。
  • 機械的エネルギーと熱エネルギーの複合による要因
    • 一般的に、この場合が最も多い。

 本セミナーでは、以上の事項について、筆者らが行った切削加工に関する研究内容を基にして、分かり易く詳細に解説する。次に、切削時の変形防止対策としては、筆者らはサーベイした結果、(1)SANDVIC社の方法、(2)加工プログラム修正法、(3)反転仕上げ切削法、(4)低温切削法、(5)振動切削法などが適切だと考えている。筆者らが変形軽減のために実施した研究開発の成果も含めて、変形防止対策を詳しく紹介したい。本セミナーは、現場の技術者や設計技師に大いに役立つと考える。

  • はじめに
    • 切削加工の概要
      • 旋盤加工
      • フライス加工
      • 穴あけ加工
      • 被削材
    • タービン・ブレードの概要
      • 蒸気タービン
      • タービン・ブレード
  1. 鍛造素材の製造方法
    1. 蒸気タービン用耐熱鋼
    2. 鍛造素材の製作工程
    3. 鍛造素材の機械的性質、顕微鏡組織および寸法
      1. 機械的性質
      2. 顕微鏡組織および寸法
  2. 鍛造素材の切削方法
    1. 切削加工の方法
    2. 切削加工による変形の現状
  3. 12Cr鋼の材料特性
    1. 引張強度の測定
    2. 圧縮強度の測定
    3. シャルピー衝撃試験
    4. 鍛造材と圧延材の機械的特性の比較
  4. 切削試験
    1. 切削機構
    2. 残留応力の発生原因
      1. 材料除去時の剪断応力
      2. 押込み応力
      3. 熱応力
    3. 切削試験の方法
    4. 切削加工による変形
    5. 切りくずの特徴
      1. フライス加工による切りくずの特徴
        1. 流れ型
        2. 剪断型
        3. むしれ型
        4. 亀裂型
      2. 切削急停止法により得られた切りくずの状況
      3. 切りくずの硬さ
    6. 切削温度
      1. 温度測定方法
        1. 工具-工作物熱電対法
        2. 2工具熱電電対法
        3. 双刃熱電対法
        4. その他
        5. 奥島らによる方法
      2. 奥島らによる方法の実験結果と考察
      3. 切削温度の推定
    7. 加工変質層
      1. 硬度法による加工変質層の厚み測定
      2. 切削理論に基づく加工変質層厚みの推定
      3. 顕微鏡組織とEBSDによる組織観察
    8. 残留応力の測定
      1. 残留応力の測定方法
      2. 残留応力の測定と結果の考察
      3. 切込み量の影響
      4. 刃先の丸みの影響
      5. 加工回数の影響
  5. 切削加工時の変形への対応策
    1. 海外の現状と対策
    2. 変形防止対策
      1. SANDVIC社の方法
      2. 加工プログラム修正法
        1. 変形が予想される場合
        2. 変形分布が一定の幅にある場合
      3. 反転仕上げ切削法
        1. conventional milling
        2. Down milling
      4. 低温切削法
      5. 振動切削法
        1. 一方向振動切削
          1. 主分力方向振動切削の刃先の運動メカニズム
          2. 工具と被削材が分離する条件および臨界切削速度
          3. 1サイクル振動中の切削時間
          4. 1サイクル振動の切削長さ
        2. 楕円振動切削
  6. 耐熱合金の切削加工により生じる加工変質層に及ぼす切削条件の影響
    1. はじめに
    2. 実験方法
      1. 供試材
      2. 切削加工法および計測方法
    3. 試験結果
      1. 切削加工面近傍の顕微鏡組織
      2. 切削抵抗に及ぼす切削条件の影響
      3. 加工変質層の深さに及ぼす切削条件の影響
      4. 変形量に及ぼす切削条件の影響
    4. 考察
      1. 切削抵抗と加工変質層深さの相関性
      2. 加工変質層深さの試算値と実験値の比較評価
    5. まとめ

受講料

  • 1名様: 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 複数名: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • 翌営業日までに、請求書、受講票、会場までの地図を発送させていただきます。

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  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年10月20日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
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