本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎と最新研究開発動向について解説いたします。
また、商用化に向けた問題点や技術的課題、量子コンピュータビジネスの可能性について議論いたします。
日時
- 2026年10月8日 10時00分〜 2026年10月22日 17時00分
プログラム
2025年は量子力学が誕生して100周年という記念すべき年「国際量子科学技術年」でした。日本政府は 2025年を量子産業化1年と位置づけ、量子技術の産業化支援を強化する方針を示しました。実際、日本成長戦略会議において量子コンピュータを中心とする量子技術が重点戦略分野として認定され、2026年7月に量子コンピュータに関する官民投資ロードマップが公開されました。一方、トランプ大統領は2026年6月に量子コンピュータに関する大統領令に署名をし、2028年までに量子コンピュータの実用化を目指す方針を発表しました。このように量子コンピュータは現在国際的に大きな盛り上がりを見せています。 量子コンピュータは、重ね合わせや量子もつれなどの量子力学原理を情報処理に利用したコンピュータです。量子コンピュータを用いると、因数分解、機械学習、量子化学計算、金融、連立方程式等のいくつかの数学的問題を古典コンピュータに比べて指数関数的に高に解くことが可能となります。そのため、世界的大企業やスタートアップが量子コンピュータハードウェア・ソフトウェア開発やビジネス展開に向けた取り組みを行っています。 これまで超伝導量子コンピュータが量子コンピュータ研究開発の主役でした。ところが、2023年12月にアメリカのスタートアップQuEraが48論理量子ビットを搭載した中性原子量子コンピュータを実現し、業界に大きな衝撃を与えました。その後、GoogleやQuantinuumなどが論理量子ビットや論理量子演算の実現に相次いで成功し、誤り耐性汎用量子コンピュータ FTQC (Fault Tolerant Quantum Computer) の時代が幕を開けました。 本セミナーにおいて、量子コンピュータの基礎について非専門家向けに解説を行います。また、超伝導量子コンピュータ、中性原子量子コンピュータ、イオントラップ量子コンピュータ、量子エラー訂正と論理量子ビット,リソース推定、量子ユースケース探索などの最先端トピックスに加えて、FTQC実用化に向けた技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。さらに、大型希釈冷凍器、クライオCMOS、CMOSプロセスを用いた量子集積回路製造・実装技術、量子コンピュータ用極低温部素材技術 (同軸ケーブル、フラットケーブル、アンプ、コネクタ) などの今後注目すべき量子周辺・コンポーネント技術、量子サプライチェーンについても網羅的に解説を行います。文系を含む非専門家向けに、可能な限りかみ砕いてわかりやすく解説を行います。
- 今何が起こっているのか?
- 量子力学100周年と2025年ノーベル物理学賞
- 本格的な論理量子ビットの実現:超伝導、原子、イオンの三つ巴の戦い
- 2030年に向けた各社の野心的ロードマップを読み解く
- 暗号解読のリソース推定:3万物理量子ビットで10日以内に解読可能
- 高市政権における日本成長戦略とアメリカ量子大統領令
- 量子コンピュータ入門:初級編
- 量子力学のための数学基礎 (ベクトルと行列)
- 量子力学の基礎
- 量子コンピュータの歴史
- 量子ビット
- 量子チューリング機械
- 量子論理回路
- 量子アルゴリズム
- 量子コンピュータにおけるエラー
- 量子コンピュータ入門:中級編
- 古典エラー訂正と量子エラー訂正
- 表面符号と量子LDPC符号
- FTQC向け量子アルゴリズム
- 因数分解
- 量子化学
- CAE
- 最新研究開発動向と最先端トピックス
- 日本の量子戦略:量子技術イノベーション戦略と日本成長戦略
- 世界の量子戦略
- 超伝導量子コンピュータ
- シリコン量子コンピュータ
- イオントラップ量子コンピュータ
- 光量子コンピュータ
- 中性原子量子コンピュータ
- 量子クラウド
- IBM Quantum Platform
- Amazon Braket
- Microsoft Azure Quantum
- 理研量子-HPCハイブリッドクラウドなど
- 量子プログラム言語・量子ソフトウェア開発環境・量子回路シミュレータ
- 企業による量子コンピュータユースケース探索事例
- 化学
- 材料
- 機械学習
- 金融
- CAEなど
- 量子コンピュータのリソース推定:暗号解読と量子化学計算
- 課題と展望
- FTQC実現のための技術課題
- 量子コンピュータの周辺技術
- 量子部素材技術と量子サプライチェーン:下町量子コンピュータ
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
- 複数名: 27,500円(税別) / 30,250円(税込)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 27,500円(税別) / 30,250円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,500円(税別) / 90,750円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。 - 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
アーカイブ配信セミナー
- 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
- 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- 視聴期間は2026年10月8日〜15日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。