本セミナーでは実際に経験した事例を参考に 「なぜ添加条件でトラブルが起こるのか」を現象面から理解するとともに、実製造で起こりやすい事例を通じてトラブル回避のための実務的な考え方を説明いたします。
特にラボ検討時に見落とされやすいスケール依存性や、技術移転時に抜け落ちやすい暗黙知にも焦点を当て、現場で再現性高く運用するためのポイントを説明いたします。
日時
- 2026年9月30日 10時00分〜 2026年9月30日 16時00分
プログラム
化学品・医薬品原薬、中間体の製造で各バッチプロセスの「添加 (投入) 条件」は品質・収率・安全性を左右する重要な要素となる。同じ原料・同じ設備・同じ配合比であっても「どの順番で」「どの速度で」「どの温度で」「どこへ添加するか」によって、反応性、晶析状態、不純物生成、さらには設備トラブルまで大きく変化することがある。近年は開発段階から商業生産への技術移転や外部委託製造 (CMO) の増加により暗黙知として扱われていた添加 (投入) 操作条件の重要性が改めて認識されている。ラボでは問題なく進行した反応でもスケールアップ時に局所過濃度や急激な発熱が発生し、着色、不純物増加、固化、膨潤、濾過不能、晶析異常などのトラブルにつながる事例は少なくない。例えば試薬を一括投入したことで急激な発熱が発生して副反応が進行したり、原料添加順序を変更した結果、目的物ではなく油状物 (オイルアウト) が析出したり、晶析時に冷却前に種晶を投入したためて濾過性が悪化した。水系への投入順を誤り、高温溶媒へ直接投入したことで局所的に凝集し、ポリマーが急激に膨潤・ゲル化して品質不良となった、といった問題は実際の製造現場で繰り返し経験されている。また、添加条件は単なる“作業手順”ではなく、反応熱制御、混合・撹拌状態、溶解・析出挙動、不純物生成抑制、結晶粒子制御、スケールアップ再現性、作業安全性と密接に関係しており、近年のQuality by Design (QbD) やCPP (Critical Process Parameter) の考え方においても重要な管理対象となっている。 本セミナーでは実際に経験した事例を参考に 「なぜ添加条件でトラブルが起こるのか」を現象面から理解するとともに、実製造で起こりやすい事例を通じてトラブル回避のための実務的な考え方を説明する。特にラボ検討時に見落とされやすいスケール依存性や、技術移転時に抜け落ちやすい暗黙知にも焦点を当て、現場で再現性高く運用するためのポイントを説明する。
- はじめに
- 原薬・中間体、化学品製造プロセスにおける「添加」の位置付け
- 添加が担っている役割、原薬製造で特に重要な理由、
- GMP・技術移転上の位置付け、技術移転で問題になりやすい点 (暗黙知になりやすい) 、暗黙知について
- アミド化プロセスを例に抽出、濃縮、晶析、精製プロセスの省略 (事例)
- 単なる添加であっても必ず仕組みがある。 (仕組み理解の重要性)
- 原薬・中間体、化学品製造プロセスにおける「添加」の分類
- 反応プロセスにおける原料・試薬の添加
- 原料の添加、試薬の滴下、酸・塩基の添加
- スケールが大きくなると (メタノール和物の例)
- 晶析プロセスにおける添加
- 貧溶媒 (非溶媒) の添加
- 種晶の添加
- 晶析中の酸・塩基の添加 (中和晶析)
- 後処理・精製工程における添加
- 抽出溶媒の添加
- 洗浄液の添加
- 溶媒置換のための添加
- スケールアップ時の添加条件の重要性
- その他
- 水素添加 (水素化) (不斉還元で触媒が不活性化)
- 窒素 (不活性ガス) の添加 (フィルター)
- 湿結晶の乾燥機への投入 (静電気事故)
- 残留種晶、包装材料への投入 (結束帯)
- 反応プロセスにおける原料・試薬の添加
- 添加条件と品質・収率への影響
- DMF溶液の添加 (事例)
- その他
- 原料・溶媒添加で起こりやすい現象とトラブル
- 発熱・局所高温 (ホットスポット)
- 局所高濃度による副反応
- 析出・晶析の暴走
- オイルアウト
- 撹拌不良・混合不均一
- ガス発生・発泡
- 固化・ゲル化
- 相分離・乳化
- 着色
- 多形・粒度変化
- その他
- 反応プロセスにおける添加条件の考え方
- 過酸化水素水の滴下 (事例)
- 臭素の滴下 (事例)
- グリニヤール反応 (事例)
- 五塩化リンによるカルボン酸のクロル化 (事例)
- 生成物が液体の場合 (ジクロロアセトニトリルの製造)
- 加水分解工程での酸の添加順序 (抗生物質中間体の例)
- 加水分解条件の簡略化 (事例)
- その他
- 晶析プロセスにおける添加条件の考え方
- 抗アレルギー剤中間体の製造 (強熱残分)
- 貧溶媒添加
- その他
- スケールアップ時の実務判断と事例 (まとめ)
- 添加 (投入) 条件をうまく活用することで「アミド化」、「加水分解」、「酸析」、「精製」、「乾燥工程」のプロセスを簡略化
(工場で7日間以上かかるプロセスを3日に短縮) をまとめとして説明
- 添加 (投入) 条件をうまく活用することで「アミド化」、「加水分解」、「酸析」、「精製」、「乾燥工程」のプロセスを簡略化
- その他
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 複数名: 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
- 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
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印刷物は後日お手元に届くことになります。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
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- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年10月9日〜19日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料は別途、送付いたします。