日時
- 2026年9月9日 9時40分〜 2026年9月9日 17時10分
プログラム
第1部 自動車メーカーにおけるマルチマテリアルの接着技術
(2026年9月9日 9:40〜10:50)
今日の自動車に係る最大の課題は、走行時に排出される地球温暖化物質 (CO2) の大幅な削減を求める規制に対応することであり、これまでもパワートレインの改良を始めとした対策が行われてきた。一方、車用の軽量化も進んできており、特に量産車では、「適材適所」のマルチマテリアル採用が進み、その接合に接着の導入が進んでいる。- 自動車を取り巻く課題
- CO2規制とCAFE
- 次世代型パワートレインの導入
- 車体軽量化のための材料転換
- 鋼鉄車体
- 軽金属車体
- 樹脂車体
- マルチマテリアル車体
- 自動車に係る接着技術
- 従来の自動車部材接着
- 鉄鋼車体の接着
- 異種部材の接着
- 樹脂部材の接着
- BMW7シリーズ車体における接着剤適用
- 軽量化研究
- 今後の接着技術への期待
- 質疑応答
第2部 エポキシ系接着剤と自動車分野への応用
(2026年9月9日 11:00〜12:00)
自動車分野で使用されているエポキシ系構造用接着剤に関し、基本的な事項を解説するとともに、新規に開発した接着剤及び接合方法に関して、その開発コンセプト、作用機構について紹介する。- 自動車材料を取り巻く環境
- 世界の排ガス規制の状況
- 排ガス規制に対応する取り組み
- 自動車用構造接着剤
- 車体に対する構造接着適用例
- 自動車用構造接着剤の要求特性
- エポキシ系接着剤の変性手法
- 熱可塑エポキシ樹脂の特性
- 新規マルチマテリアル用構造接着剤の特性
- 接着剤硬化時の歪低減
- 接着剤硬化時の応力低減法
- 接着剤硬化時の歪測定法
- 接着硬化時の熱変形について
- 接着剤硬化時の応力シミュレーション
- 質疑応答
第3部 異種材料接着の高速化と耐久性向上 – ハイブリッド弾性瞬間接着剤
(2026年9月9日 12:50〜13:50)
シアノアクリレート系接着剤の短時間硬化と広範な接着性を維持しながら、弾性接着剤の柔軟性と接着耐久性を取り入れたハイブリッド弾性瞬間接着剤について、その技術概要と接着性能、自動車分野への応用などについて紹介する。
- 瞬間接着剤成分と弾性接着剤成分とのハイブリッド化について
- ハイブリッドの各成分
- 接着剤における海島型の相分離構造
- 硬化メカニズムについて
- 接着性能と硬化物特性
- 接着強度の立ち上がり,硬化スピード
- 硬化物の力学的性質
- 接着強度,接着耐久性
- 耐冷熱サイクル性
- 動的粘弾性,変形追従性
- ハイブリッド弾性瞬間接着剤の応用や用途
- 異種材料の接着
- 自動車分野への応用
- その他
- 質疑応答
第4部 自動車および自動車用電子機器における接着接合・放熱関連の材料について
(2026年9月9日 14:00〜15:00)
自動車産業は今、世界的に100年に一度の変革期を迎えていると言われており、この自動車産業の変革をリードする技術として最も注目を浴びているのが「次世代エネルギー車」である。次世代エネルギー車、いわゆるEVに使用される材料の1つである熱マネジメント材料は、駆動用バッテリーやパワーコンバージョン部品に無くてはならない機能性材料で、ここ数年かつてないほどの活況を呈している。 そこで本講演では代表的な熱マネジメント材料である放熱ギャップフィラーおよび熱伝導性接着剤の特性と、次世代エネルギー車における適用事例を紹介する。
- 次世代エネルギー車用部品の熱対策
- 自動車産業におけるトレンド
- 次世代エネルギー車用部品の熱マネジメント課題
- 熱伝導性材料の紹介
- TIM (Thermal Interface Material) の機能と役割
- TIMの種類と各機能
- 放熱ギャップフィラーの採用実績
- EVバッテリーでの採用実績
- パワーエレクトロニクス部品での採用実績
- 熱伝導性接着剤の採用実績
- パワーエレクトロニクス部品での採用実績
- CTP (Cell to Pack) への応用
- その他の自動車および自動車用電子機器における接着接合について
- 質疑応答
第5部 自動車の軽量化を支える異種材料接着技術および易解体性接着の応用可能性
(2026年9月9日 15:10〜17:10)
解体性接着 ( Dismantlable adhesion ) とは、必要とするときに化学的または物理的、或いはこの両者によって解体できる機能を備えた接着のことである。解体性接着剤 ( Dismantlable Adhesive ) とは、必要な時に何らかの手段によって接着部の解体が可能なように設計された接着剤のことである。すなわち接着機能と解体機能を併せ持つ接着剤が解体性接着剤である。 社会問題として環境問題が取り上げられて久しいが、自動車産業においても同様に環境保全、環境改善を実行するためには3Rでの対応が重要だといわれている。3RとはReduce (削減) 、Reuse (再使用) 、Recycle (再利用) の頭文字をとったものだ。接着に於いて、接着剤層のReuse、Recycleは困難だが、接着部を剥がすことができれば、被着材のReuseとRecycleは可能になる。ここに解体性接着剤及び解体接着技術開発のコンセプトがある。
- 自動車の軽量化を支える異種材料接着技術
- 何故、異種材料の接着 (接合) なのか?
- 接合手法の長所・短所 (接着接合は異種材接合に最適)
- 接着作業の留意点を知る (接着作業の標準化)
- 異種材料の接合技術 (接着剤選定のルール)
- 被着材料と接着剤の関係
- 構造用接着剤のポジション
- 鋼-アルミの接着向け構造用接着剤の開発
- 鋼-CFRP & CFRTP向け構造用接着剤の開発
- 異種材料の接着技術 (金属とプラスチックの接着)
- 被着材の性質を知る (金属材料の特性)
- 水溶液中における金属標準電極電位
- 被着材の表面洗浄&表面改質
- 各種表面処理法と原理
- 表面処理効果の判定
- 金属 (軟鋼板) とCFRPの接着
- 金属 (難鋼板) とPPの接着
- 金属とPA (ポリアミド:ナイロン) の接着
- 二液形接着剤を一液形として使用 (二液定量混合吐出装置)
- 短時間接着へのアプローチ (接着工法と接着剤および接着速度)
- 電磁誘導加熱による短時間接着
- マイクロ波加熱による短時間接着
- 超音波の利用による短時間接着
- 構造接着技術で失敗しないために
- 環境に優しい接着剤
- 接着・接着剤の環境対応は3Rで
- 接着剤に係わる法規制の種類 (環境対応は法規制で)
- 建築基準法 (シックハウス・シックスクール症候群に対応する法律) への対応
- 住宅の居室に係わる政令・告示の概要
- 日本接着剤工業会の放散ホルムアルデヒドに関する認定制度
- 建材からのホルムアルデヒドの放散量の測定方法
- 放散ホルムアルデヒドの基準値
(申請すれば日本接着剤工業会の認定が受けられる接着剤) - 接着剤中のホルムアルデヒドを減らす二つのアプローチ
- 日本接着剤工業会の4VOCの自主管理制度
- 4VOCを使用しないエラストマー系溶剤形接着剤の調整方法
- 鉛に関する指令
- 鉛に関する指令とハンダ代替導電性接着剤
- 易解体性接着技術の応用と実用可能性
- 解体性接着剤の開発コンセプト
- 解体性接着剤が適用可能な分野
- 解体性接着剤用樹脂の理想的な弾性率変化
- 解体性接着の技術開発動向
- 熱分解性ポリマーの応用
- エチレン系アイオノマーの利用
- 熱溶融エポキシ樹脂の硬化・溶融メカニズム
- 熱膨張性マイクロカプセルを利用した解体性接着技術
- 高耐熱解体性接着剤
- 高周波加熱による接着の解体
- 電磁誘導加熱による接着の解体
- マイクロ波加熱による接着の解体
- 通電剥離接着剤
- 靴の循環形リサイクルシステムと解体
- 製靴用解体性接着剤の開発
- 解体性接着剤 (粘着テープを含む)
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 複数名: 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
- 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
- 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
- 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。 - ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。