技術文書は、知識があっても伝わらなければ価値になりません。
本セミナーでは、報告書・仕様書・議事録・提案書・論文など、技術者が日常業務で作成する文書を題材に、「短く、正確に、伝わる文章」の書き方を実践的に解説いたします。
豊富な添削事例と演習を通じて、読み手に誤解を与えない文章構成や表現を身につけるとともに、ChatGPTなど生成AIを活用した効率的な文書作成法と注意点も解説いたします。
日時
- 2026年9月25日 10時00分〜 2026年9月25日 16時30分
プログラム
技術文書の文章は、文学や他の実用文書とは明らかに異なります。基本的な文章作成の考え方から技術者として必要な文書の作成方法まで、文例を数多く挙げながら学習します。 講師はプラントエンジニアリング技術者として、設計作業や業務連携、伝承技術集成、技術教育業務を担当してきました。顧客向け、製作者向け、社内向け、そして業界向けの文書作成と添削指導を行ってきた経験に基づき、 また、2022年に文化庁から建議された「公用文作成の考え方」の趣旨を織り込んで分かりやすく説明します。ChatGPTなど生成型AIを文書に利用する方法と注意点も解説します 本講では、まず、文章作成の心構えと基本的なスキルを述べます。その上で、打合せ議事録、実験報告書、トラブル報告書、各種の提案書、宣伝資料、謝罪文など、仕事で用いられる内部文書に加え、取り扱い説明書、納入仕様書、購入仕様書、論文、技術文など外部に提出する技術資料を念頭に置いて文章の書き方を示します。 多くの添削事例を提示しながら、どうすればより良い文章を書けるかを、受講生に一緒に考えていただきます。また、理解を深めるために文章作成および間違い探しの演習を織り込みます。
- 文書作成の心構え
- 技術文章は文学とこれだけ違う
- 気ままに書いたものは冗長である
- 読み手を特定してイメージする
- 読み手の気持ちを考える
- 読み手に信頼感を与える
- 変化する文章の作法に対応する
- 技術文章の基本
- 基礎的事項
- 必要十分と冗長
- 断定すること
- 概念の図示
- 実例と比喩
- 繰り返し
- 参照元の明示
- 箇条書き
- 誠実に強調
- 説明 (プレゼン)
- 感想文
- 推論のよりどころ
- 三段論法
- 弁証法
- 帰納法と演繹 (えんえき) 法
- 仮定と実証
- 文書の構造
- 文章の構造化
- 定型的な項目立て
- 論述の進め方と順序
- 結論の場所
- 起承転結
- 序論・本論・結論
- 序破急
- 流れの原則
- 気の利いた文章
- 基礎的事項
- 文の作成
- 正確さと厳密さ
- 形容の程度
- 接続語
- 平易にする
- 動作の主体
- 主語と述語
- こそあど
- 専門語・略語
- 文の分割
- 重ね言葉
- 時制
- 体言止め
- 文法上の誤り
- ねじれ
- 修飾語の対象
- 倒置法
- 他の方法による表現
- 類語・反対語
- 二重否定
- 対偶
- ものごとの並べ方
- および
- または
- 並列
- and
- or
- AND と OR
- 法律文でのANDとOR
- 用語の解説
- 正確さと厳密さ
- 用字用語の使い方
- 使う言葉を選ぶ
- 話し言葉
- 文語
- 文脈からの判断
- 「より」と「から」
- 「〜的」「〜性」「〜化」
- 「行う」
- 「ら抜き」、「さ入れ」、「れ足す」、「い抜き」
- 専門用語の統一
- 差別 (禁止) 用語
- 低俗表現
- 方言
- 文学的な表現
- 商品名と一般名
- 顧客との関係にともなう用語
- 会社名
- 株式会社など
- 企業等の略称例
- 御社と貴社
- 弊社と当社
- 自分と相手の呼称
- 殿と様
- 時の表現と「とき」
- ときと時
- 時間と時刻
- 相対性と絶対性
- 時刻の表現
- 用字
- 学習すべき漢字
- 必要な漢字力
- 用字用語の手引
- 送り仮名
- 単位の使い方と表記法
- 格助詞「の」の意味と使い方
- 使う言葉を選ぶ
- 文章作成の手順
- 実際の文章作成の流れ
- 著述の流れ
- 句点・読点の打ち方
- 文章の修正
- チェック・校正リスト
- 技術用語の同音異義語
- 抜けている項目の探し方
- ソフトウェアの文章校正機能
- 最後の文チェック
- 技術文書作成の実践 (説明は一部)
- 技術関連の文書
- 打合せ議事録
- 取扱説明書、操作基準書
- 実験報告書
- 稟議書
- 起案書
- 立案書
- 新規事業提案書
- 公的補助金申請書
- 調査報告書
- トラブル報告書
- 学術論文・技術論文
- 特許申請関連書類
- 納入 (見積・受注) 仕様書
- 購入 (引合・発注) 仕様書
- 機器仕様リスト
- 各種設計図の補足書
- 出張報告書
- ChatGPTなど生成AIの文書作成への利用
- 文書作成におけるChatGPT利用の特徴
- 文書作成のための基本機能
- 文書の作成手順
- 文献調査のための要約
- 想定問答と感想の提示
- 翻訳機能の利用
- 文書作成での問題点
- 技術文以外の用途の文書作成
- 文章作成の勉強法
- 良い文章に触れる
- よく考えてたくさん書く
- 試験を受ける
- 文章法の本を読む
- 文章講座を受ける
- 今から勉強する方法の例
- 参考書
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 複数名: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
付録資料
- 文のつながりを示す接続語句
- 技術系の用語・漢字と常用漢字
- 送り仮名の付け方
- 公用文における漢字使用等について
- 単位の表記方法
- ローマ字の表し方と入力方法 (2025年新方式)
- 技術文書における読点 (、) の打ち方
- 文章のチェックと校正
- 技術系用「異字同訓」の漢字の使い分け例
- 実験報告書・論文の書き方
- 定型実験レポートの作法
- 稟議書2例
- 採用された開発テーマの公的資金申請書 (要約) 例
- 平仮名書きと漢字書きの早見表
- 一般技術原稿の提出直前チェックリスト
- 文書作成に関する公的な資料 (「公文書作成の考え方」から)
- 敬語の使い方
- 文書の内容を充実させる方法
- オズボーンのチェックリスト
受講者の声
- 文章作成するうえでのノウハウが体系的に整理されて非常にわかりやすかった。演習もあり実践的であった。
- 実習があり理解を深められた。誤例→修正例の文章比較で、どこが間違いか分かりやすかった。テキストを復習し実務に役立てたます。
- 自身の業務で作成するような文章作成向けではなく、技術職が作成するような文章作成向けの講座にでよかったでよかった。基本的な日本語の使い方や文章の書き方についても学べる部分もありました。
- 技術文章の基本的な構造を理解することができました。また、読み手に配慮した分かり易い表現も理解できました。詳細な文章作成時のルールや注意点などを紹介いただき参考になりました。
- 分かりやすく解説いただきありがとうございます。テキスト内容が充実していて良かった。今後の実務において役立ちそうです。
- テキスト内容が充実していて良かった。今後の実務において役立ちそうです。
- 講師の経験に基づく内容もあり大変参考になりました。
- 普段何気なくつかっている文章を見直すいい機会となりました。有意義な内容でした。
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
テキスト送付に係る配送料
ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
- 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
ライブ配信セミナーをご希望の場合
- セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年4月24日〜30日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料は別途、送付いたします。