電子機器の高性能化・高発熱化に伴い、半導体や電子部品の熱設計・放熱評価の重要性が高まる中、放熱経路や熱抵抗を可視化できる過渡熱抵抗測定の活用が広がっています。
一方で、「従来からの測定条件をそのまま使っている」「測定条件の設定に明確な根拠がない」「構造関数を十分に活用できていない」といった課題も少なくありません。
本セミナーでは、豊富な実測事例を交えながら、過渡熱抵抗測定の基礎から、目的に応じた測定条件の設定方法、現場で役立つ測定ノウハウと注意点、構造関数の読み方・活かし方を実践的に解説いたします。
また、過渡熱抵抗測定を活用した熱伝導率測定やパワーサイクル試験への応用についても解説いたします。
過渡熱測定 (過渡熱抵抗測定) という言葉がだんだん聞かれるようになってきました。熱電対やサーモグラフィに代わる測定方法として、「放熱経路を明らかにする虫眼鏡」である過渡熱測定が活用される場面が増えてきたことは嬉しく思います。その一方で、過渡熱測定が正しく実施されているか疑問に感じる場面に出くわすことが増えてきました。また、成果物である構造関数の活用方法についても「勿体ない」と感じる場面に遭遇することが増えました。
適当に測定しても何等かの結果は出てきます。しかし、それが測定の目的に適した測定条件で取得された結果かどうかは別問題です。評価箇所に十分な温度差がついておらず、測定バラつきに悩まされたり、不必要に長い加熱時間&測定時間で時間を無駄にしてしまっていたりするかもしれません。構造関数もただ単に横軸の熱抵抗の値を読み取っておしまい、という非常に勿体ない使い方がされていることもしばしばあります。
普段の測定において「先代からこの条件で測定しろと言われたから」や、「なんとなく条件出しして測定している」ということに心当たりのある方、構造関数の活用方法に今一つ自信が無い方はぜひご参加ください。今まで曖昧になっていた測定方法に明確な根拠を持って臨めるようになるための手助けとなれば幸いです。
本セミナーでは、過渡熱測定を実施し始めた方からベテランの方まで、幅広い方を対象としています。また、過渡熱測定を応用した熱伝導率測定装置、試験中に過渡熱測定が実施可能なパワーサイクル試験装置についても紹介いたします。
- 過渡熱測定の基礎と構造関数
- 過渡熱測定の目的
- 「過渡熱測定は放熱経路を明らかにする虫眼鏡」
- 温度測定の原理 (JESD51-1)
- 過渡熱測定 (Static法)
- 構造関数とは
- 熱回路網の罠
- 一次元ラダーモデルは等温面の法線ベクトル方向に一次元
- 熱回路網を分岐させると何が問題?
- 等温面の境界 ≠ 材料の境界
- 「材料毎の熱抵抗」は夢物語
- 私が微分構造関数を使わない理由
- 過渡熱測定を成功させるために決めないといけないこと
- 測定の目的
- 発熱源
- 測定モード
- 測定電流
- 加熱電流
- ゲート電圧 (測定モードに依る)
- 加熱時間、測定時間
- 配線方法
- 測定レンジ
- 測定事例および構造関数の活用方法
- パワーモジュールの過渡熱測定
- TOパッケージ (SBR40U300CT)
- CPU (Raspberry Pi Pico の RP2040)
- LED
- シリアル制御フルカラーチップLED (SK6812MINI-E)
- IPM (Infineon製 IM241-L6S1B)
- 両面放熱パワーモジュール「パワーカード」 (TOYOTA 第四世代PRIUS インバータ用)
- 測定Tipsと注意すべきポイント
- 測定再現性の確認方法
- 測定の最初は、違いのわかっている2者の比較から始める
- マルチメータ (テスター) を使って適宜電圧チェック
- 生波形で確認すべきポイント
- 加熱時の加熱電流源の電圧リミッターにひっかかっていないか
- 電流は流したい所に流れているか (並列回路ができていないか)
- MOSFET ゲート端子が浮いた状態で測定していないか
- スイッチングノイズ補正の範囲が適切か
- 温度係数測定:測定電流が大きい、かつ、恒温槽を使った測定の注意点
- 過渡熱測定を用いた熱伝導率測定装置
- TIM材料とは
- 熱伝導率の測定規格の紹介
- 定常熱伝導率測定法 (ASTM D5470)
- 熱伝導率測定及び界面接触熱抵抗解析事例
- 定常法熱伝導率測定装置「CXTIM」
- 過渡熱測定機能を内蔵したパワーサイクル試験機
- パワーサイクル試験の基礎
- パワーサイクル試験装置「CXPC」
- パワーサイクル試験の事例紹介
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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