ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の分子設計、物性制御と応用展開

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本セミナーでは、資源循環可能な新しい架橋樹脂として注目されているビトリマーについて取り上げ、ビトリマーのリサイクル性/自己修復性/強靭性向上に向けた最先端の取り組みを解説いたします。

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プログラム

第1部 結合交換性架橋樹脂 (ビトリマー) の特徴とSDGs関連技術への応用展開

(2026年8月31日 12:30〜14:00)

本講座では、結合交換性架橋材料 (ビトリマー) について、その基礎的性質や物性的性質を説明する。リサイクル性/修復性樹脂の最先端の取り組み・結合交換技術を活かした実用への応用についても紹介する。
  1. 研究背景:架橋樹脂に関して
  2. ビトリマーとは
    1. 結合交換型動的共有結合の概念
    2. 熱硬化性/熱可塑性樹脂との違い
  3. ビトリマーの物性的特徴と機能
    1. 結合交換特性に因んだ物性的特徴
    2. 結合交換特性に因んだ機能的特徴
  4. ビトリマーの様々な分子設計と物性制御
    1. 既報の分子設計の紹介
    2. 既報の物性制御法の紹介
  5. ビトリマーコンセプトの実用応用について
    1. 新規アップサイクル技術について
    2. 実用に関する課題

第2部 ポリロタキサン含有ビトリマー樹脂の特徴

(2026年8月31日 14:15〜16:15)

 近年、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、高性能とリサイクル性を両立する高分子材料の開発が求められている。その中で、動的共有結合を利用して熱硬化性樹脂の再加工・再資源化を可能にするビトリマー樹脂が大きな注目を集めている。  一方、ビトリマー樹脂では、再加工性と力学特性との両立が課題となる場合が多い。ポリロタキサンは、分子内に可動性を有する特異なトポロジカル構造を持ち、優れた応力分散能やエネルギー散逸能を発現することから、ビトリマー樹脂の高靭性化や機能向上に有効な添加剤として期待されている。  本講演では、ポリロタキサンの基礎からビトリマー樹脂への応用技術までを体系的に解説するとともに、接着材料や複合材料への展開事例、再利用・リサイクル技術への応用、さらには今後の研究開発動向について紹介する。

  1. 循環型社会に求められる高分子材料
    1. プラスチック資源循環の現状と課題
    2. 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の比較
    3. リサイクル可能な熱硬化性樹脂への期待
  2. ビトリマー樹脂の基礎
    1. ビトリマーとは何か
    2. 動的共有結合の概念
    3. トランスエステル化反応によるネットワーク再編成
    4. ビトリマーの特徴と課題
  3. ポリロタキサンの基礎
    1. ポリロタキサンの構造と特徴
    2. トポロジカル構造とは何か
    3. スライディング効果の発現機構
    4. ポリロタキサンの合成と機能化
  4. ポリロタキサンのビトリマー樹脂への導入
    1. ポリロタキサン導入の目的
    2. 反応型ポリロタキサンの設計
    3. エポキシビトリマーへの応用事例
    4. ネットワーク構造形成への影響
  5. 力学特性向上メカニズム
    1. 応力集中緩和機構
    2. エネルギー散逸機構
    3. 高靭性化・高伸度化効果
    4. 疲労特性・耐衝撃性への影響
  6. 機能性ビトリマーへの展開
    1. 自己修復材料への応用
    2. 再加工・再成形技術
    3. 接着剤・構造材料への応用
    4. 複合材料への展開
  7. リサイクル技術と環境適合性
    1. ケミカルリサイクル技術
    2. 材料循環性の評価方法
    3. 持続可能材料としての可能性
  8. 最新研究事例と今後の展望
    1. ポリロタキサン含有ビトリマーの最新研究成果
    2. 高性能化と循環性の両立戦略
    3. 自動車・電子材料・接着剤への応用展望
    4. 次世代トポロジカル材料への期待

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