第1部 使用済みリチウムイオン電池のリサイクルの現状と課題
(2026年8月19日 11:00〜12:15)
リチウムイオン電池の登場は、電池の用途と市場を飛躍的に拡大させている。一方で、電解液の可燃性等の特徴から、市場での事故や課題も多く聞かれるようになった。また、日本国内では電気自動車の普及が遅れており、十分な使用済電池が回収できない実態も明らかになっている。
本講演では、電池の廃棄やリサイクルに関する法規制、処理の実態や課題、最近のEU電池規則の要求事項もふまえ、俯瞰的、体系的に解説を行う。
- LIBリサイクル技術と処理工程の概要
- 蓄電池の処理工程
- 次世代リサイクル技術への取組
- 焙焼法とダイレクトリサイクル
- 回収量とLIBリサイクルの経済性
- 使用済み蓄電池の回収フロー
- 蓄電池の流通量と回収量
- 蓄電池の資源価値
- LIB回収における経済性評価
- LIBリサイクル市場の実態と課題
- 小型携帯機器用途の実態と課題
- 大型機器用途の実態と課題
- リサイクル関連法令
- 日本のリサイクル関連法令
- EU電池規則の概要と動向
第2部 正極活物質の種類に応じたリチウム回収プロセス開発
- 炭素還元法と固体酸化剤法 -
(2026年8月19日 13:15〜14:15)
欧州では規制強化により、リチウムイオン二次電池 (LIB) に使用されるLi, Co, Ni等の水平リサイクルを義務付けようとしている。我々は乾式法の一種である炭素還元法と湿式法を組み合わせることにより、正極からのリチウム等回収プロセスを提案している。また、近年急速に普及しつつあるリン酸鉄リチウムに対しては、固体酸化剤を用いる手法が有効とわかってきた。
本講演では炭素還元法、および固体酸化剤法を中心に、これまで得られた成果を紹介する。
- LIBリサイクルを取り巻く状況
- LIB用資源の需要予測
- 海外における規制等
- 国内の動向
- 標準化の動向
- 企業におけるLIBリサイクルの取り組み
- 炭素還元法による正極活物質からのLi等回収
- 炭素還元法とは
- モデル物質の処理結果
- 廃LIBからのLi等回収に向けた取り組み
- 使用済み正極材からのLi等回収
- フッ素除去によるLi塩の純度向上
- 浸出液モデルからのフッ素固定化
- 固体酸化剤法による鉄系正極活物質からのLi等回収
- 鉄系正極活物質のシェア変遷
- 固体酸化剤法とは
- モデル物質の処理結果
第3部 ブラックマスから深共晶溶媒を用いた金属回収とダイレクトリサイクル法による再生正極、及び再生型リチウムイオン電池の作成
(2026年8月19日 14:30〜15:30)
- ブラックマスとは
- 深共晶溶媒を用いたブラックマスからの金属回収
- ダイレクトリサイクル法によるブラックマス再生の概念
- 再生材料を用いてリチウムイオン電池を製造する欧州の規制、バッテリーパスポートの概念
第4部 マンガン系吸着剤を用いたリチウムの選択的回収
(2026年8月19日 15:40〜16:40)
リチウム直接回収法 (DLE:Direct Lithium Extraction) はリチウムイオン電池の普及に伴って急増するリチウム需要に対し、供給安定化と環境負荷低減を進め得る重要な技術である。
本講演では当社が開発しているDLE技術について紹介する。
- リチウム資源を取り巻く状況
- リチウムの市場動向
- リチウム資源と回収技術
- 従来技術とDLE技術の比較
- DLE技術に用いられる分離法
- 吸着法
- イオン交換法
- 溶媒抽出法
- 膜分離法
- マンガン系吸着剤を用いたリチウムの回収
- 吸着剤の製造方法
- かん水の精製方法
- リチウム回収試験
- 今後の展開
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
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- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
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