大競争時代の放送メディア2013年の展望

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プログラム

1. 放送メディア業界国内外最新動向と多チャンネル放送2013年の展望

(2012年12月18日 13:00〜14:00)

(株) 野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部
上級コンサルタント
山口 毅 (やまぐち たけし) 氏

 テレビは放送サービスを視聴するための端末として、確固たるポジションを築き上げてきた。過去から様々な事業者がその位置づけを変えようとしたが、大きな変化は生じていない。  しかし、ブロードバンド環境の普及とともに、様々な映像サービスの出現、デバイスの多様化、あるいはスマートテレビの登場など、昨今の外部環境の変化に伴い、その状況は変わりつつある。  この変化は生活者のメディア接触にも影響を与えることから、テレビを独占してきた放送局のビジネスを変えてしまう可能性さえでてきている。  本講演では、海外動向も踏まえながら、大競争時代に多チャンネル放送サービスが向かうべき方向性について考察する。

  1. 地上波放送・BS放送の動向
  2. 多チャンネル放送サービスの動向
  3. スマートテレビや動画配信サービスの動向
  4. 多チャンネル放送サービスの方向性
  5. 質疑応答/名刺交換

2. 大競争時代のNHK・BSの挑戦と今後の展望

(2012年12月18日 14:15〜15:15)

日本放送協会 編成局 編成センター 編成主幹
山﨑 秋一郎 (やまざき しゅいちろう) 氏

 2011年の完全デジタル化により、日本のBS放送は映画、スポーツ等の有力ソフトを誇る31CHがしのぎを削る大競争時代に突入した。NHKも3CH (BS1・BS2・BShi) を2CH (BS1・BSプレミアム) に絞り、ヒト・モノ・カネの選択と集中を図った結果、ソフトの質的充実と受信契約増の双方に満足すべき成果を挙げている。  好調の大きな要因の一つとして私たちが位置づけているのが、「BSウォッチャーの素顔特定」、そして「彼ら特有の志向 (嗜好) 分析」である。専属のプロモーションチームがフル稼働して情報を収集、「BSにしかない」ソフトの開発と編成に取組んでいる。  本講演では、私が担当するBS1を主なフィールドに、具体的なデータや動画も使いながら、BS放送の現状と私たちの考え方についてお話する。

  1. 10.7%の衝撃 ~「なでしこ」がBSを変えた?!
  2. ロンドンオリンピック ~誰が何を見ていたのか
  3. 札幌で何が起きていたか ~BSと「地域」の関係
  4. プレミアムなオンナたち ~BSドラマのターゲット
  5. NHK的プロモーションスタイルとは
  6. 質疑応答/名刺交換

3. J:COMの「CATV事業者向けマルチデバイス型VOD」について ~全国のCATV事業者が目指すべき「新しい視聴者満足に応える映像サービス」とは?

(2012年12月18日 15:30〜16:30)

(株) ジュピターテレコム 理事 メディア戦略本部 本部長
小早川 浩 (こばやかわ ひろし) 氏

 OTT事業者、通信事業者らの参入による市場競争激化、および生活者の新たな視聴ニーズ (いつでも・どこでも) への対応がますます必要とされる中、これまで宅内STB設置を前提としたCATV事業者にも、「いつでも・どこでも」を可能とする新サービスの実現が求められている。  鍵となるのは「マルチデバイスによる宅外視聴」、「オンデマンド・サービス」、「タイムシフト視聴 (見逃し・先行視聴) 」「ソーシャル・コミュニケーション連携」である。  本講演では、J:COMメディア事業部門が開発した「CATV事業者向けマルチデバイス型VOD」を、実機デモンストレーションと共に解説する。「いつでも・どこでも」をコンセプトに小型IP-STBとブロードバンド環境を用い、「ライブ配信とオンデマンド配信」の2軸による充実のコンテンツを提供する、まさにCATVユーザ向けに最適化した取組みを紹介したい。

  1. TV Everywhereを取り巻く市場環境 (海外事例・国内事例)
  2. J:COMメディア事業部門による「CATV事業者向けマルチデバイス型VOD」概要  ~デモンストレーション
    • サービス概要
    • 配信システム概要 (マルチデバイス対応、IP STB機能イメージ)
    • 提供コンテンツ概要
    • デモンストレーション
  3. 今後の展望
  4. 質疑応答/名刺交換

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
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