発泡成形のメカニズム、気泡コンロトール、測定、応用

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本セミナーでは、発泡の基礎原理から解説し、発泡原理に基づいた発泡制御法を、素材の粘弾性特性との関連で説明いたします。
また、具体的な各種の発泡成形方法、発泡体の諸特性並びに強度向上法、発泡体表面のスワルマーク等を除去できる、新しいGCP (ガス・カウンター・プレッシャー) 法について解説いたします。

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プログラム

第1部 発泡プラスチックの強度に及ぼす因子と強度向上法の事例

(2026年7月30日 10:00〜11:50)

 発泡体は材料低減、軽量化、断熱性向上等といった多くの有益な特性を有しているが、気泡の含有による応力集中現象で強度が低下することが大きな課題である。  ここでは、発泡の原理と制御因子の関係、並びに発泡体の強度に寄与する因子とこの因子に基づいた具体的な強度向上法の事例について解説する。

  1. 発泡原理と制御因子
    1. 発泡原理の定性的説明及び発泡成形法
    2. 気泡径と圧力・温度の関係式
      〜気泡径、気泡数に及ぼす飽和圧力・発泡温度の関係式〜
  2. 発泡制御に必要な素材の諸特性
    1. 素材の粘弾性特性
    2. 素材の溶解特性
  3. 発泡体の強度に及ぼす因子及び強度向上法
    1. 微小気泡による強度向上
    2. 分子配向による強度向上
    3. スキン層付加による強度向上
    4. GCP (ガスカウンタープレッシャー) を用いたスキン層形成方法
    5. 微小繊維付加による強度向上
    6. 圧延加工による強度向上

第2部 化学発泡剤の特性と,その使用方法について

(2026年7月30日 12:30〜13:30)

 主要な化学発泡剤の特性についての説明。化学発泡剤を用いた発泡体の成形方法と実用例などについて解説します。  また、昨今の技術開発によってこれまでに化学発泡剤では適用できなかった樹脂種や条件に対しても対応できる製品開発も行っております。これら新規開発品も紹介いたします。

  1. 発泡剤における化学発泡剤の位置づけ
  2. 主要な化学発泡剤の種類
  3. 熱分解型化学発泡剤について
    • 有機系発泡剤
    • ADCAの特性
    • ADCAの使用分野
    • DPTの特性
    • DPTの使用分野
    • OBSHの特性
    • OBSHの使用分野
    • 無機系発泡剤
    • 重曹系発泡剤の特性
    • 重曹系発泡剤の使用分野
  4. 発泡剤の複合化
    • 複合化による利点
    • 複合品の使用分野
    • マスターバッチ化
  5. 化学発泡剤を使用した発泡成形について
    • 高発泡分野
    • 低発泡での連続成形分野
    • 特殊な成形方法
  6. 今後、使用が期待される分野について

第3部 高圧ガス発生装置が不要な物理発泡成形技術「SOFIT」とその応用について

(2026年7月30日 13:40〜14:40)

 高圧ガスを発泡剤として用いる物理発泡射出成形法の特徴、特に、高圧ガス発生装置が不要で低コストな物理発泡成形技術「SOFIT」について紹介するとともに、物理発泡射出成形の成形事例を説明する。

  1. 物理発泡射出成形の概要
    1. 発泡射出成形とは
    2. 化学発泡射出成形と物理発泡射出成形
  2. 物理発泡射出成形の特長と課題
    1. 物理発泡射出成形の特長
    2. 物理発泡射出成形の事例紹介
    3. 物理発泡射出成形の課題
  3. 新しい物理発泡射出成形法”SOFIT”
    1. 既存の物理発泡射出成形法とその課題
    2. SOFITの装置構成とガス溶解機構
    3. 高圧ガス保安法の対応
    4. SOFITの成形性能の評価
    5. 物理発泡成形の適用事例
  4. 物理発泡成形の更なる発展に向けて
    1. エンプラ・超エンプラの適用に向けた取り組み
    2. 多色・多材質成形への応用
      • 高機能化
      • モノマテリアル化

第4部 硬質プラスチック独立気泡発泡体を使用したCFRPサンドイッチ構造と応用事例

(2026年7月30日 14:50〜15:50)

 鉄の10倍の強度と4分1の重さであるCFRP (炭素繊維強化プラスチック) は、あらゆる産業で注目されている。さらなる軽量化をするには、CFRPのサンドイッチ構造が有効である。一般的にはCFRPサンドイッチ構造には、ハニカムや硬質プラスチック独立気泡発泡体が使用されている。その違いと成形法、そして応用事例を紹介する。

  1. なぜサンドイッチ構造
  2. 硬質プラスチック独立気泡発泡体とハニカムの違い
  3. 各種CFRP用コア材料
    1. PMI発泡体
    2. PEI発泡体
    3. PVC発泡体
    4. PET発泡体
    5. カーボン発泡体
    6. バルサ
  4. 成形
  5. 応用事例
    1. 航空・宇宙
    2. 鉄道
    3. 自動車
    4. メディカル
    5. スポーツ

第5部 発泡成形における気泡形成の 粘弾性解析と発泡制御

(2026年7月30日 16:00〜17:00)

 発泡成形プロセスで伴う気泡の成長、延伸破泡、安定化などの挙動は、発泡製品の特性を決定付けることになる。これらの挙動は高分子材料の伸長流動特性や緩和特性などの粘弾性特性と深く関わっている。  本講座では、数値シミュレーションによる解析検討の結果を中心に、粘弾性特性と発泡成形性の関係について解説する。

  1. 高分子の溶融粘弾性
    1. 粘性的性質
    2. 弾性的性質 (緩和特性)
    3. 伸長流動特性
  2. 発泡成形過程における気泡の成長
    1. 気泡はなぜ発生するのか
    2. 気泡はなぜ成長するのか
    3. 気泡成長に溶融粘弾性がどのように影響しているか
    4. 溶融粘弾性以外の因子の影響はどうか
  3. 発泡成形過程における気泡の破壊 (破泡) 、気泡の安定化
    1. 気泡はなぜ壊れるのか
    2. 破泡に溶融粘弾性がどのように影響しているか
    3. 気泡の安定化に溶融粘弾性がどのように影響しているか
    4. 分子構造からの破泡の予測の試み
    5. 実際の成形過程での破泡の予測

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