キャリアによる設備投資は2011年度に2兆6,800億円にも上る。セルラーキャリアの投資が旺盛であるものの、NTT東日本も2011年度に4,203億円、2012年度には3,900億円を計画し、その多くは「フレッツ光」などのIP系サービスが中心である。今後、NTT東日本は光ブロードバンド・サービスに活路を見い出す方針であるが、2025年を目標とした電話交換機の運用停止が決定した。 そのような中、今回はゲストにNTT東日本 NW事業推進本部 企画部 事業計画部門 設備部 設備計画部門 部門長 星野理彰氏をお招きし、NTT東日本における通信ネットワークやサービス、設備投資に対する考え方や方向性などについて伺う。
(2012年12月5日 14:00〜14:55)
(株) MCA 取締役
小藤 秀樹 (こふじ ひでき) 氏
ここ数年でキャリアを取り巻く環境が大きく変化している。音声サービスはインターネット電話の普及による無料通話の浸透、データ通信サービスではスマートフォンなどの普及によるトラフィックの急増である。 しかし、キャリアにおいては音声収入の落ち込みが続いており、トラフィックが急増しても通信料は定額制がベースになっているため、トラフィック増加に見合う形で収入が増えていない。こうした環境の中、主要キャリア各社はいかにネットワーク投資戦略を進めていこうとしているのか。 本講演では、2012年度に2兆7,000億円弱の設備投資を行う主要キャリア各社について、ネットワーク設備投資戦略や動向を明らかにしていくものである。
(2012年12月5日 15:05〜16:00)
東日本電信電話 (株)
NW事業推進本部 企画部 事業計画部門 設備部 設備計画部門 部門長
星野 理彰 (ほしの りあき) 氏
情報通信市場全体では、スマートホンやタブレット端末の急速な普及に伴い、多様な無線端末を活用した新たなサービスが登場する等、市場環境は大きく変化しています。無線ブロードバンドサービスとの競争も加わる非常に厳しい競争環境の中においては、よりお客様のニーズに合った安価で快適な通信サービスを提供し続けていかなければなりません。 本講演では、NTT東日本における今後の設備投資の方向性および、「フレッツ光」をご利用いただくお客様を拡大する取組み、ご契約いただいているお客様に光をさらにご活用いただき、末永くご利用いただくための取組み等について紹介いたします。
(2012年12月5日 16:00〜17:00)
ゲスト:
東日本電信電話 (株) NW事業推進本部 企画部 事業計画部門
設備部 設備計画部門 部門長 星野 理彰 氏
コーディネーター:
(株) MCA 取締役 小藤 秀樹 氏
(株) MCA 主席研究員 斉藤 和友 氏