製品の信頼性を確保するためには、適切な信頼性試験の計画と実施、そしてそこから得られるデータの正しい解釈が不可欠です。特に加速試験は、限られた開発期間の中で市場寿命を予測するための重要な手法ですが、加速条件の設定を誤ると故障モードが変わり、実使用との乖離が生じるリスクがあります。
本セミナーでは、信頼性の基本概念とストレス-ストレングスモデルから出発し、信頼性試験の体系と各試験の位置づけ、故障物理に基づく加速モデルの選択、試験条件の設定手順と妥当性確認の考え方を基礎から解説します。さらに、ワイブル解析を中心とした寿命データの統計的処理と寿命予測の手順を扱います。
基礎を重視しつつ、「加速試験はなぜ失敗するのか」「試験条件をどう設定し、どう妥当性を確認するか」など、実務で判断に迷いやすい点を具体的に取り上げ、受講者が自社の業務に応用できる実践力の習得を目指します。
- 信頼性の基本概念
- 信頼性の定義と信頼性工学の役割
- 故障のパターンとバスタブカーブ
- 信頼性指標
- ストレス-ストレングスモデルと信頼性の考え方
- 故障とは何か
- マージンの概念と信頼性設計の基本思想
- 信頼性試験の体系と計画
- 信頼性試験の種類と目的
- 環境試験・耐久試験・寿命試験の位置づけ
- 試験計画の考え方
- 加速試験の原理と加速モデル
- 加速試験の基本的な考え方と加速係数
- なぜ加速試験を行うのか
- 実使用環境との関係
- ストレス-ストレングスモデルから見た加速試験の意味
- 故障メカニズムと加速モデルの関係
- 故障物理の考え方
- メカニズムとモデルの対応
- アレニウスモデル (温度加速)
- べき乗則 (機械的ストレス加速)
- 各モデルの適用範囲と選択の考え方
- 加速試験はなぜ失敗するのか
- 加速試験の条件設定と妥当性確認
- 加速条件の設定手順
- 試験の目的の明確化
- アレニウス則による温度加速条件の設定
- マイナー則による機械的負荷条件の設定
- 加速水準の選び方と段階試験の考え方
- 故障モードの同一性確認
- 実使用と同じ壊れ方をしているか
- モード変化の見極め方
- 加速試験の妥当性検証と限界
- 成立条件の確認
- 成立しないケース
- 条件設定における実務上の注意点
- 試験の目的化と評価結果の誤解釈
- ミニ演習:加速試験条件の妥当性を検討する
- 寿命予測とデータ解析
- 寿命データの特徴とばらつき
- なぜ寿命はばらつくのか
- 平均値だけでは評価できない理由
- ワイブル分布の基礎と特性
- 形状パラメータと故障モードの判別
- 尺度パラメータと特性寿命
- B10寿命など信頼性指標の読み取り
- ワイブルプロットの読み方
- プロットの原理と読み取りのポイント
- 打ち切りデータがある場合の扱い
- ミニ演習:ワイブルプロットから何を読み取るか
- 寿命予測の考え方
- 加速試験データからの寿命推定
- その他のアプローチ
- 推定精度と注意点
- まとめ・質疑応答
- 本講座の要点整理
- 信頼性試験を実務に活かすために
- 質疑応答
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- 視聴期間は2026年8月6日〜20日を予定しております。
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