半導体産業は現在、大きな変革期を迎えています。昔は、産業のコメといわれた部品でしたが、今や産業の神経や頭脳といわれるようにシステムの中核を支配するインテリジェントな製品を生み出します。なぜ、そのようになってきたのか、を解き明かします。バブルの頃は世界的なシェアは最大50%を超えた時がありましたが、その後衰退してきました。
現在は世界の半導体産業は成長してきていますが、日本だけが成長していません。その原因を日米半導体戦争で負けたからだ、と政府間交渉のせいにする見方がありますが、それだけではありません。半導体部門を有していた総合電機の経営者が半導体やITを嫌ってきたからです。
現在は半導体産業を復活させようと経済産業省が動き出しましたが、実際に携わる民間企業の意識が変わらなければ復活できません。半導体は成長産業です。その成長にうまく乗れるように舵を切れば成長します。幸い現在はAIがブームですが、成長するAIシステムを実現する半導体製品を生み出せるかどうかが成長のカギとなります。
- はじめに:半導体産業とは何か
- ビジネス上の特徴
- 半導体とは何をするものか
- どんなところに使えるのか
- どんな企業が参入しているのか
- 将来性はあるのか
- 半導体産業の現状
- 世界は成長、日本だけが停滞
- 日本の世界シェア
- IT産業やGDPも同じ
- 半導体産業の簡単な歴史
- トランジスタの発明
- 集積回路の発明とアナログ、デジタルIC
- Intelのマイクロプロセッサとメモリの発明
- CPUとメモリの進化、ムーアの法則
- ファブレス半導体の台頭、ファウンドリの誕生
- コンピュータの進化
- Intelとパソコンの進化
- インターネットの普及
- iPhoneの発明
- AI時代へ
- 半導体のドライバ
- 1970年代:アナログ全盛期
- 1980年代:半導体産業成長期20%/年 メモリやAD/DAC、CPU高性能化、パワー
- 1990年代:ファブレス、ファウンドリの成長、IDMより高成長、製品拡大
- 2000年代:組み込みシステム、CPU+メモリの拡大、デジタル化
- 2010年代:モバイル、SNS、クラウド
- 2020年代:AIの時代始まる
- 日本の半導体の強さと弱さ
- 1960年代〜1990年前後までIDMにこだわりすぎ
- 総合電機が半導体部門を支配
- 半導体全盛期でも、日本は決めたことを追求するのが得意、画期的なアイデアは不得意
- 韓国、台湾をバカにしていた傲慢から萎縮へ
- 総合電機のデジタル化の遅れとリストラ
- 海外企業の成功例と失敗例
- TIは百貨店経営からアナログに集中
- Micronに見るITトレンドの把握
- Cypressの業態転換と日本の成功に学ぶ姿勢
- モトローラの転落は政府依存病、日米半導体戦争の仕掛人
- SEMATECHの成功と転落
- 日本企業の失敗と成功
- エルピーダメモリ (日立とNECの合弁から
- ルネサスエレクトロニクス (日立と三菱から)
- 東芝メモリからキオクシア
- 現在の世界半導体産業
- 半導体ランキング
- 上位企業の特徴はずばりAI
- メモリもAI向け
- AIのトレンド把握こそマスト
- 現在の半導体サプライチェーン
- モノ作りは設計から始まる
- 製造によりすぎたニッホン
- 設計ツールが成長していない
- 製造装置は海外進出で成功
- 材料や部材では日本には活躍できる素地多い
- これからの半導体産業のあるべき姿
- AI時代は2030年代に本格化
- 6G通信時代
- ITトレンドに集中
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