本セミナーでは、貼り合せ用粘接着剤に求められる特性と市場のニーズに触れながら、それぞれの材料特性について解説します。また、貼り合せ技術・プロセスについても、昨今注目されている、有機ELディスプレイ、OGS、On-Cell、In-Cell技術への対応を含めて解説します。
(2013年1月29日 10:00〜11:10)
講師:
日立マクセル (株) スリオンテック事業本部 製品部 クリーン事業推進グループ 榎本 弘之 氏
タッチパネル用基材レス両面テープは,単純に部材同士を貼り合せるという用途だけでなく,各種機能性の付加によって,タッチパネルの構造の変化に対応させることが可能である。 今回は,タッチパネル用基材レス両面テープに求められる基本特性とその製品設計について解説する。
(2013年1月29日 11:20〜12:30)
講師:
東亞合成 (株) アクリル事業部 高分子材料研究所 主査 佐内 康之 氏
タッチパネル構成部材の貼合には粘着剤と接着剤の両方が用いられる。粘着剤はリワークが容易であるというメリットがあるものの、高温での接着力低下や信頼性低下が問題となることがある。 一方、反応型接着剤は高温での接着力・信頼性に優れることが多いものの、リワークが困難である。 本講演では、粘着剤の使いやすさと接着剤の信頼性を両立する手法の一つとして、粘着剤にUV硬化性の官能基を導入した反応型粘接着シートの有用性を検討した結果を報告する。
(2013年1月29日 13:00〜14:10)
講師:
(株) タイカ αゲル営業部 技術営業担当課長 大場 宏昭 氏
光学用シリコーンゲル“OPTαGEL”は、衝撃吸収素材“αGEL”をディスプレイ関係の光学用途に適用できるよう開発したものである。 タッチパネル関係の貼り合わせ用途に使用した場合の効果や、他の貼り合わせ材料との相違点、特徴を紹介し、現状の課題解決や新たな製品開発に生かしていただきたい。
(2013年1月29日 14:20〜15:30)
講師:
ヘンケルジャパン (株) ジェネラルインダストリー事業本部 アシスタントマネジャー 林 正浩 氏
LOCA (Liquid Optically Clear Adhesives) は、タッチパネルとカバーレンズまたはディスプレイを貼合せるための、光学透明接着剤である。従来、エアギャップ構造を採用していた部分を、ガラス・プラスチックなどの基板に近い屈折率を有する接着剤で充填することで、光損失を低減し、ディスプレイの視認性を向上させることができる。 本講座では、 LOCAのコンセプトと、ヘンケルの提供するLoctite LOCAの特徴について紹介する。
(2013年1月29日 15:40〜17:10)
講師:
(株) FUK 開発部 設計課 係長 佐伯 和幸 氏