GMP文書の体系整理と運用効率化

セミナーに申し込む
オンライン 開催

本セミナーでは、GMP文書体系を「増やす管理」から「整理して運用可能にする管理」へ転換するために、「文書体系の設計原則、SOP階層化の考え方」「SOPスリム化手法、文書統廃合の進め方、旧版管理・電子化運用」「教育効率との連携、査察で評価される文書管理の視点」を実例を交えながら体系的に解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

近年、GMP運用においては、査察対応強化・DI (Data Integrity) 要求・CSV/CSA・品質文化醸成などへの対応に伴い、SOPや関連文書が急激に増加している。一方で、多くの現場では、SOPの肥大化による運用不能化、旧版文書の残存、類似SOPの乱立、文書間整合性の欠如、教育負荷の増大、「誰も読めないSOP」の慢性化といった課題が顕在化している。  これらは単なる文書管理上の問題ではなく、逸脱・教育不備・査察指摘・データインテグリティリスク・属人化を誘発する品質システム上の重要課題である。  本講演では、GMP文書体系を「増やす管理」から「整理して運用可能にする管理」へ転換するために、

 さらに、「現場で回るGMP文書」を実現するための運用改善プロセスと、継続的な文書ガバナンス構築についても具体的に紹介する。

  1. GMP文書・記録の必要性とGMP文書管理が抱える課題
    1. GMPにおける文書化の目的と必要性
    2. なぜ記録が必要か
    3. GMP文書要事項の増加と抱える課題 (文書類の肥大化)
  2. GMP省令改正と国内法規制が求める文書管理と記録の管理 (製造・QC・QA部門)
    1. GMP省令改正と文書・記録の管理について
    2. GMP省令 第20条「文書及び記録の管理」
    3. 文書管理規定
  3. 海外法規制の要請する手順書、記録書
    1. 原薬GMPガイドライン (第6章 文書化と記録)
    2. PIC/S GMPガイドライン
      (PartI 第4章 文書及び要求される記録)
    3. FDAが求める文書化・記録作成と管理
  4. 文書体系及び文書・記録の作成:GMP文書体系の基本設計
    1. GMP監査の対象となる階層的文体系と作成事例 (文書類の階層設計)
      1. 業務管理文書一式 (3基準書等法的要求事項、運用手順書類)
      2. 技術文書類
      3. 製品標準書、製造指図・指図記録書の作成事例
  5. SOP肥大化の原因分析
    1. なぜSOPは読めなくなるのか
      • 追記型改訂の弊害
      • 査察指摘対応の積み上げ
      • 例外処理の増殖
      • 部門最適化による乱立
      • 「責任回避型SOP」の特徴
    2. 肥大化SOPの典型事例
  6. SOPスリム化・統廃合の実践
    • 実務で使える整理手法:
      • SOP棚卸しの進め方
      • 重複SOPの統合
      • 共通化・標準化
      • WI (手順書) への切り出し
      • フローチャート化
      • リスクベース記載への転換
  7. 旧版残存・文書乱立への対応
    • 査察リスクをどう低減するか:
      • 旧版混在の典型原因
      • 紙運用で発生する問題
      • 電子文書管理の留意点
      • 廃止文書管理
      • 配布管理と最新版保証
  8. 教育・現場運用との連携
    • 「読まれるSOP」をどう作るか:
      • 教育しやすい文書構成
      • 理解しやすいSOPの特徴
      • 現場で使われるフォーマット
      • OJT依存からの脱却
  9. 査察対応で評価されるポイント
    • 当局は何を見ているのか:
      • PMDA/FDA査察の視
      • SOPと実運用の整合
      • obsolete管理
      • 文書ライフサイクル管理
  10. 文書監査における3極GMP指摘事例
    1. PMDAによる指摘事例、無通告査察における文書・記録の不備
    2. EU及びPIC/S
    3. cGMP (FDAの指摘) 、QCラボ指摘事例
  11. 文書監査のポイントとデータインテグリティ
    1. 文書監査のポイント
    2. 文書管理とヒューマンエラー
    3. コンピューター化システムにおける文書管理
    4. データインテグリティを踏まえた文書管理
    5. データインテグリティ対応
    6. 指摘事例とQCラボ対応例 (組織的なデータの改竄)
  12. GMP文書運用の将来像
    • 「維持できる品質システム」へ:
      • 文書ガバナンス体制
      • 定期棚卸し
      • 電子化・DMS活用
      • AI活用可能性
      • 「増やさないGMP」への転換
  13. まとめ

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

アーカイブ配信セミナー