磁歪合金が可能にする半永久的な利便性

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本セミナーでは、磁歪合金を主構成要素とした小型発電デバイスについて、原理、構成や想定される用途を解説いたします。

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プログラム

ここ1、2年で我が国のエネルギー政策は急転する兆しをみせ、節電・省エネ、ならびに新しい創電技術の確立とその普及が政策論のみならず、我々の実生活においても強く要請される段にある。  創電技術については、自然の恩恵由来の再生可能エネルギーが注目され全国区での取り組みが活発化してきてはいるが、エネルギー密度と使用機器材・管理等の採算性の観点から判断すれば、その裾野は消して広いとは言えない。  現在、我々のグループでは磁歪合金の高機能性に着目し、小型高効率・安価な発電デバイスとしての実用化にむけた実証試験ならびに萌芽的なコンセプト研究を実施している。  本講では、機能性素材である磁歪合金を主構成要素とした小型発電デバイスについて、本学の取り組みを中心に、その原理、構成や想定される用途について解説する。

  1. 磁歪現象を利用した市販デバイス (概説)
  2. 磁歪現象
    1. 磁歪とは
    2. 磁歪発現のメカニズム
    3. 磁歪合金の種類と磁気的性質
      1. 金属系
        • 強磁性遷移金属とその合金
        • 希土類金属とその合金
      2. 酸化物系
    4. 磁歪合金の結晶学的性質
    5. 磁歪合金開発の現状
  3. 製造方法
  4. 磁歪現象の利用
    1. 磁歪合金の熱的・機械的性質
    2. デバイス観点からみた磁歪合金
    3. エネルギー変換の方法
  5. 大学における取り組み
    1. センサ・アクチュエータ
    2. 磁界発電
    3. 振動発電
    4. 弘前大学の事例紹介
  6. 今後の展望 ~国内外の動向に照らして

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

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