(2013年1月22日 10:45〜12:00)
ポーラ化成工業 (株) 横浜研究所 肌科学研究部 皮膚科学研究室 楊 一幸 氏
加齢に伴う種々の変化の中でも、最も他人から認知されやすいのは見た目の変化であると考えられる。 シワやシミ・たるみといった一般的に知られている老徴は、老け印象を与える要因としてよく知られているが、それらをもたらす環境的要因や、それに伴う物性の変化を中心に話をしたい。 また前述の老徴が出現していない世代においても、見た目の年齢印象は異なることを我々は経験的に認識しているが、その要因についても考察したいと考えている。
(2013年1月22日 12:50〜14:30)
花王 (株) ヒューマンヘルスケア研究センター 上席主任研究員 兼 筑波大学大学院グローバル学術院 教授
矢田 幸博 氏
ハリや弾力のなさと言った肌に関する悩みは、女性の肌悩み、特に中高年女性の肌悩みの上位に位置することから化粧料開発における最重要テーマの一つであり、最近では、肌老化機構に着目した化粧料も開発されている。 しかしながら、近年、はりや弾力に関する医学的、生化学的な新知見は、乏しく、計測技術も従来の手法を踏襲している場合がほとんどである。 そこで本講では、はりや弾力の形成機構および評価法を再検討するとともにそれらの評価技術の留意点や課題を浮き彫りし、今後の展望についても合わせて言及したい。
(2013年1月22日 14:45〜16:30)
花王 (株) ヒューマンヘルスケア研究センター 上席主任研究員 兼 筑波大学大学院グローバル学術院 教授
矢田 幸博 氏
しみやくすみと言った肌色に関する悩みは、女性の肌悩みの上位に位置することから化粧料開発における最重要テーマの一つであり、以前よりそれらの形成機構に着目した化粧料も開発されている。 しかしながら、近年、しみやくすみの形成機構に関する医学的、生化学的な新知見は、殆どなく、計測技術も従来の手法を固持しているケースが散見されるのが現状である。 そこで本講では、しみ、くすみの形成機構を再検討するとともにそれらの評価技術の留意点および有効性評価試験の課題を浮き彫りし、今後の展望についても言及したい。