本セミナーでは、マンダラート、TRIZ、オズボーンのリストなど多様な発想法に加え、独自の連想法やロジカルシンキングを組み合わせ、アイデア創出から評価・実装までの流れを具体的に解説いたします。
さらにChatGPTなど生成AIを活用した発想支援の方法も紹介し、実習を通じて実務に直結する発想力と課題発見・解決力を習得いただけます。
日時
- 2026年6月8日 10時00分〜 2027年3月31日 16時30分
プログラム
新しい発想で切り開く時代です。AIやIoTなどに伴う激しい変化にあって、課題を解決するだけでなく、問題を発見する力が必要です。アイデアを創出する力は、訓練によって向上します。そこで、技術者が自ら発想し設計・開発・推進の仕事に活かしてきた経験を基に、発想とそれを実務に利用する流れと方法を示します。 まず、創造のための流れを学びます。次に発想のツールであるマンダラートやマインドマップといった先人の主な発想法と、ロジカルシンキングを概説します。連想を促すTRIZやオズボーンのリストには、それを利用した多くの例を挙げます。さらに動詞、形容詞連想法など、日本創造学会で発表した演者独自の新しい発想・連想法を提示します。開発・設計の技術にとって多くのヒントを元にする実用的な発想法として、実例を豊富に挙げて説明します。また、ChatGPTなどの生成AIを発想生成に利用する方法を述べます。 実習では、アイデアを絞り出す感覚をつかみます。その発想から実現可能なものに絞り込んでとりまとめ、実現へと進む流れを示します。日本創造学会の成果にも言及します。 テキストは分かりやすい文章の読み物で、受講後にも引き続き復習と自主的な実習、そして実際の発想に役立つ考え方を勉強できます。また発想に役立つ考え方と発想のヒントを資料として提供します。
- 第1章 発想から実現へ
- 発想が必要な技術活動
- さまざまな分野における発想
- 発想の場
- 新しいアイデアを生む守破離の流れ
- 守破離とは
- 守
- 破
- 離
- 段階を踏むことの重要性
- 課題発見・解決と発想
- 課題解決力
- 課題発見力の重要性
- 課題発見・解決力の評価
- 発想から実現への流れ
- 発想すること
- 考えを具体的にまとめてみる
- 実施に導く
- 創造性と訓練
- 創造性は習慣づけによって培われる
- 創造性のレベル
- 発想が必要な技術活動
- 第2章 発想の方法
- 発想の基本
- アイデア出現のメカニズム
- 科学することは分解能を高めること
- 分化する方法
- 共通点と差異の見極め
- 境界の探索
- アナロジーは発想の宝庫
- アナロジーとは
- 科学の発展とアナロジー
- 移動現象のアナロジー
- アナロジーの引き出し方
- アナロジーを思いつくキー
- 発想法の分類
- 発散的方法と収束的方法
- 自由連想法と強制連想法
- 深掘発想法と網羅発想法
- 論理展開による方法
- NM法
- ヤング法「アイデアの作り方」
- 第1段階 資料を収集する
- 第2段階 資料を咀嚼 (そしゃく) する
- 第3段階 問題を忘れてアイデアを待つ
- 第4段階 自然にアイデアが浮かぶ
- 第5段階 具体的な実用化のために展開する
- マンダラート
- マンダラートの作成手順
- 長所と短所
- マインドマップ
- 使用方法
- マインドマップの6つの条件
- 長所と短所
- シーズとニーズからの発想
- シーズ型の発想
- ニーズ型の発想
- シーズとニーズの合体
- 逐一反問法
- 逐一反問法の対象の例
- 自作した文章への反問
- 発想の基本
- 第3章 発想のヒント
- TRIZの発明原理
- オズボーンのチェックリスト
- 小波の追加リスト
- 単位洗い出し法
- 発酵を例にとった条件の拾い出し
- 単位の汎用的な表現
- 次元の指数は無限にある
- 基本単位リストに基づく発想
- 組立単位リストによる発想
- ヒント連想の考え方
- ヒント連想法
- 発想の4つの方向
- 動詞連想法
- 動詞のバリエーション
- 動詞と発想の具体例
- 通常発想以外の発想
- 発想に利用できる動詞
- 具体的なテーマ「動作」への利用
- 形容詞連想法
- 接続語連想法
- ことわざ連想法
- オノマトペ感覚法
- オノマトペの有用性とだいこんおろし
- イメージ作りへの利用
- 商品開発への適用
- 食感を表すオノマトペ
- 雨の降リ方のオノマトペ表現
- 第4章 発想のための基礎固め
- 発想の基になる力
- 技術の基本は専門力である
- 書物には知恵がある (兼好法師)
- 語彙力こそが教養である (齋藤孝)
- 総合的な判断が加わって価値が生じる
- 発想するための姿勢
- 発想への意欲を持つ
- 専門を離れてみる
- ヒントや人に頼りすぎない
- アイデアを出す環境づくり
- 時間をひねり出す
- 雰囲気を変える
- 他のことに熱中する
- リラックスする
- 睡眠を利用する
- 静かな場所で一定の時間集中して考える
- 邪魔が入らない環境を利用する
- 情報の収集と知識の獲得
- 新聞
- 新聞・ニュースのオンライン版
- 学会・業界紙誌
- 学会・業界などの講演会・見学会
- 展示会
- カタログ調査
- 特許調査
- 学術文献データベース
- ニセ科学の情報
- 発想の基になる力
- 第5章 アイデア創出の実行
- 発想の下準備
- アイデアの目標を明確にする
- 発想のハードルの高さを知る
- キーワードの抜き出し
- コストの考慮
- コストは変化する
- コストを無視して考える
- コストを考慮して検討する
- アイデアの出しあい方
- ブレインストーミング
- ブレインライティング
- ディベート型検討
- 人に聞いてもらう
- 思いつきへの対応
- すぐにメモをとる
- 早めにまとめてみる
- ときどき整理して思い起こす
- 発想の範囲を広げる工夫
- 見方を変える
- ユーザーの対象を大きく広げる
- 多くの異なるものに目を向ける
- 発想の下準備
- 第6章 アイデアのまとめ方
- 推論の型
- 帰納法
- 演繹法
- アブダクション
- 推論の進め方
- 三段論法
- 仮定と実証の繰り返し
- 弁証法的な推論
- ロジカルシンキング
- MECE (ミーシー、ミース)
- So What / Why So
- ロジカルツリー
- マトリックス
- フロー図
- 関係図
- 仮説検証
- まとめる手法
- KJ法で整理する
- 概念を図示する
- 概念の図
- 考えの階層化
- 文章にまとめる
- 考え方を文章化する
- 文書作成の手順
- 抜けている項目の探し方
- 参照元の明示
- 定義・解説文の作成
- アイデアを評価する
- 評価の必要性と困難さ
- 関数による評価
- 簡便な評価
- 決疑論による判定
- 推論の型
- 第7章 生成AIを利用した発想
- 生成AIを扱う上での注意点
- 意図に近い回答を引き出す工夫
- 問いの形式の違いによる指示の差
- 論理を追って解答すべき問題の提示
- 質問文での形式の指定
- 回答文のわかりやすさの指定
- 特定の読者層を意識した指示
- 質問する上での注意
- 不正確な答えを出すことへの対応
- アイデアを求めるための生成AI利用
- 情報収集
- アイデアを次第に掘り下げる手順
- テーマ探索への利用
- トラブル対策への利用
- トラブル対処マニュアル作成
- トラブル対処教育
- 発想法と組み合わせたアイデア創出
- ブレインストーミングの補助
- 新しいアイデアを求める指示
- 第8章 まとめと勉強の方法
- アイデア創出から評価までの手順
- 発想のための勉強法
付録資料
- マンダラート例 100歳まで充実して生きるために
- TRIZの40の発明原理と発想例
- オズボーンのチェックリストと応用例
- 小波の追加リストと具体例
- 「単位洗い出し法」に用いるSI単位の次元と記号
- 「動詞連想法」に利用する動詞リスト
- 「形容詞連想法」に利用する形容詞リスト
- 「接続語連想法」に利用する接続語と連想例
- 「ことわざ連想法」に利用することわざと連想例
- ブレインライティング・シート
- 採用された開発テーマの公的資金申請書 (要約) 例
- 発想に役立つ考え方
- 汎用的に利用される概念
- 実務における対応
受講料
- 1名様: 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 複数名: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
受講者の声
- アイデア創出に使える内容があり大変勉強になりました。資料 (付録) も充実しており嬉しいです。
- 本日は、貴重なお話をありがとうございました。今までに聞いたことがある単語や方法もありましたが、新しい方法や、発想のヒント (きっかけ) を知る機会となり、今後の業務や日常生活に活かしていきたいと思います。
- 課題発見からビジネスモデルの知識まで幅広く学ぶことができた。少し幅が広く、各パートごとのつながりが捉えづらかった。
- 製品コンセプトを検討していくうえで実際に活用に役立つ手法を学ぶことができた。
- 分かりやすい内容でした。発想法に関してはネットでも基本的な部分は調べれる為、演習問題の割合が多くなれば、更に有効度が上がると感じました。
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
テキスト送付に係る配送料
ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。
オンデマンドセミナーの留意点
- 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- ビデオ会議ツール「Vimeo」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト から動作確認をお願いいたします。
- 視聴期間は視聴開始希望日より10日間です。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料が製本テキストの場合、視聴開始希望日より実働2営業日前に届くように発送いたします。
- 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
- セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
- サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
- 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。