プラスチック資源循環をめぐる事業環境は、2022年4月のプラスチック資源循環促進法施行から4年を経て、大きな転換点を迎えております。2026年4月1日には改正資源有効利用促進法および再資源化高度化法が施行され、再生材利用目標の策定・定期報告、環境配慮設計の認定制度、循環型ビジネス基準の導入など、企業活動への要請が一段と具体化いたしました。2026年2月には設計認定41件が初めて認定され、運用も本格フェーズに入っております。
一方、国連プラスチック汚染防止条約は、2024年12月の釜山会合 (INC-5) 、2025年8月および2026年2月のジュネーブ会合 (INC-5.2/INC-5.3) を経てもなお、生産量削減を含む条文での合意に至らず、交渉が継続している状況でございます。グローバル企業はこの不確実性のなかで、再生材調達、ケミカルリサイクル投資、サプライチェーンの再設計を急いでおります。
本セミナーでは、こうした最新の規制・国際動向を整理したうえで、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル (熱分解油化、解重合、マイクロ波分解、ガス化) の実装フェーズの技術論点を、現場目線で解説いたします。あわせてAI・IoT・デジタルツインを活用したスマート選別、マテリアルズ・インフォマティクス (MI) による再生材設計、デジタルプロダクトパスポート (DPP) といった、現場で実装が進みつつある具体的なソリューションをご紹介いたします。さらにCLOMA・AEPW・RECEICを活用した国際連携の進め方、インドネシアをはじめとするASEAN諸国での事業展開の留意点まで、体系的に整理してお届けいたします。
講師は、製造現場と経営改革、そして環境政策の最前線を熟知する株式会社DCTA代表の畠山達彦氏でございます。CLOMAインドネシア協力WGチームリーダーとして国内外プロジェクトを推進する傍ら、実践的なリサイクルソリューションを数多く導入してきた経験を持っております。
単なる情報提供ではなく、現場で活かせる実例・技術・連携の「ヒント」が得られるセミナーでございます。リサイクル業界関係者だけでなく、製造業、自治体、商社、金融・投資の皆様にも新たな気づきと視点を提供できればと考えております。
- イントロダクション:講師紹介とセミナーの目的
- 株式会社DCTAの活動領域と国際連携の現況
- CLOMAインドネシア協力WGとしての取り組み
- セミナーの目標と主要ポイント
- 国内外のプラスチックリサイクル現状と最新規制動向 (2026年版)
- 世界のプラスチック生産量・廃棄量の最新データと地域別の状況
- 改正資源有効利用促進法 (2026年4月1日施行) の要点
- 再資源化高度化法と運用開始のインパクト
- プラスチック汚染防止条約 (INC-5/5.2/5.3) の交渉状況と企業への含意
- EU (PPWR等) ・米国・中国・ASEAN各国の規制比較
- CLOMAの取り組みとその成果 (会員数447、2026年4月時点)
- 次世代リサイクル技術の最新動向
- マテリアルリサイクル
- ケミカルリサイクル
- 熱分解油化
- 解重合
- マイクロ波分解
- ガス化の実装フェーズ比較
- 国内外の商業プラント立ち上げ状況
- 住友化学
- 三井化学・BASF
- レゾナック
- Plastic Energy 他
- マスバランス方式と認証スキームの活用
- バイオプラスチック・代替素材の最新動向
- 高品質リサイクルを実現するための技術革新
- IoT・AI活用によるリサイクルソリューション
- AI画像認識・近赤外 (NIR) センサーによるスマート選別の実装事例
- マテリアルズ・インフォマティクス (MI) による再生材設計の効率化
- IoT・スマートゴミ箱によるCO2削減・省人化の実例
- デジタルプロダクトパスポート (DPP) とトレーサビリティ
- リサイクル可否判別Webアプリ等の消費者接点ソリューション
- 成功事例とリサイクル戦略の実践
- 国内事例
- 海外事例
- インドネシア中部ジャワ州リサイクルタウン構想 (DCTA推進中)
- ASEAN各国の現地パートナー連携モデル
- AEPW・RECEICとの連携アプローチ
- コスト削減と効率向上の実務ポイント
- 産官学連携の意義と活用方法
- 未来のリサイクル技術と循環型社会への課題
- 技術革新がもたらす未来展望と方向性
- 再生材市場の需給バランスと価格動向の見通し
- ESG投資・サステナブルファイナンスとリサイクル事業
- 国際標準化と日本企業の競争力
- 持続可能な社会に向けた企業・自治体の役割
- 現場発・産官学連携による実装加速の提言
- 質疑応答とディスカッション
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。