脱炭素・低炭素化に資する省エネ蒸留技術の最新動向と展望

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本セミナーでは、省エネ蒸留技術について最先端で研究する講師が、蒸留技術の基礎から最新技術の特徴・性能について解説いたします。

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温室効果ガス (GHG) 排出に対する圧力は、化学産業においても増々高まっている。化学産業は熱エネルギー多消費で、その熱エネルギー源が化石燃料の燃焼熱であることがその圧力の根底にある。バイオ原料、SAF、アンモニア・水素などへの取組みも盛んに行われているが、これらカーボンニュートラル技術の確立と導入には時間と莫大な費用が必要となるため、現実には多くの取り組みがスローダウン気味である。一方で、もともと運転費用の低減により利益を確保しつつ、GHG排出量削減に寄与できる省エネの取り組みは、昨今の不確定要素の多い環境において、着実な手法として高い関心を引いている。  化学プロセスでは蒸留操作で消費されるエネルギーが多く、蒸留操作を代替する分離単位操作は当面ない状況である。蒸留操作における省エネはGHG排出削減に直結し、且つ即効性を期待できるアプローチと言える。  本講では、従来の省エネ蒸留技術の限界について解説し、今後期待される技術について説明する。

  1. 蒸留を取り巻く環境
    1. 蒸留の省エネが何故、温室効果ガス削減に繋がるのか?
    2. 蒸留の省エネが何故、重要なのか?
    3. 蒸留の原理のおさらい
    4. 省エネ蒸留技術の体系
  2. 従来の省エネ蒸留技術の限界とそれを理解するための技術基盤
    1. ヒートポンプ式蒸留
      1. 技術概説
      2. 従来のヒートポンプ蒸留技術の限界
    2. 蒸留シーケンシング
      1. 技術概説
      2. シーケンシングから考えるDividing Wall Column技術
      3. DWCの適正な適用とは。本当にDWCで良いのか?
    3. ピンチ解析
      1. 技術概説
      2. ピンチ解析の限界
    4. スチームのカスケード利用
  3. 今後期待できる省エネ蒸留技術
    1. SUPERHIDIC
      1. 可逆蒸留操作とは
      2. 可逆蒸留操作 x ヒートポンプ = SUPERHIDIC
      3. SUPERHIDICの商業プラント適用例
      4. 運転ロバスト性
    2. 数理最適化技術によるプロセス・用役系同時最適化 (HERO)
      1. 数理最適化とは
      2. HEROの技術概説
      3. HEROとピンチ解析の差
      4. HEROの適用要領
      5. HERO適用の実例
    3. HEROとRTO/APCとの違い

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