KDDI/J:COMやSoftbank/eaccessなど国内の業界再編が一気に起こりつつある。競争の軸はモバイルだが、KDDIは王道のFMC統合戦略で、ソフトバンクはグローバルLTEでモバイルを柱に、NTTドコモは自社プラットフォームに全てを詰め込む戦略をとっている。
いずれにせよ、モバイルの競争の軸は、インフラ面ではグローバルLTE、デバイス面ではマルチOS・マルチデバイス、サービスは分散したネットワーク、OS、デバイスをクラウドでまとめあげ、シームレスな付加価値提供の実現を目指しているように見える。
業界とビジネスモデルの再編は始まったばかりで、それらの方向性を考察したい。
- 様々な形での業界再編と企業成長
- KDDI -J:COM子会社化で国内総合通信サービス事業者となる
- Softbank -海外に成長を求めモバイルブロードバンドを事業のコアに
- NTTドコモ -独自のプラットフォームで総合サービス
- 各社のモバイル・ブロードバンド競争戦略
- KDDI
- スマートフォンとブロードバンドに加え、メディアコンテンツまで
- 王道のFMC戦略
- ソフトバンク
- キーワードはグローバルLTE
- ソフトバンク/イー・アクセス/Sprint/ClearwireでグローバルLTEインフラを統一
- ドコモ
- あくまでも「自社プラットフォーム」にこだわる
- 通信サービス、コンテンツ、イーコマースその他ありとあらゆるサービスをモバイルで実現させたい壮大な計画
- スマートフォン先進国における競争優位性はLTEインフラに
- 米国市場から学ぶLTE競争の現状
- 2年遅れの日本市場も既存インフラのアップデートで米国市場に一気に追いつく
- 突然注目度が高まるTDD方式のモバイルブロードバンド
- マルチデバイス時代は来るか ~最強のスマートフォンiPhoneが主導権を握るか、タブレットなどのマルチデバイスで主導権が変わるのか
- スマートフォン vs. タブレット
- -2万円を切るタブレット登場でタブレットデバイスの潜在力が一気に開花するか
- Windows主導のコンピューティング環境は、Mac/iOS、アンドロイド、アンドロイドベース独自プラットフォーム (Amazon等) などの登場で分散化
- 質疑応答/名刺交換