本講座は、接着現象を分子レベルから理解するために、量子化学計算を基盤とした理論的アプローチを学ぶことを目的とする。接着はモビリティ、エレクトロニクス、建築など幅広い産業を支える基盤技術であるが、その本質は界面における原子・分子間相互作用に起因する。
本講座では、密度汎関数理論 (DFT) を用いた第一原理計算の基礎から、接着界面のモデリング手法、引張・剪断・剥離といった接着強度の理論評価法、そして電子状態解析による接着機構の解明までを一貫して解説する。さらに、金属や酸化物と接着性高分子の界面に対する具体的な解析事例や、水分などの接着阻害因子の影響についても取り上げ、実材料における接着現象の理解を深める。これにより、接着を「分子論に基づいて設計可能な現象」へと捉え直し、理論と実践をつなぐ新たな視点を提供することを目指す。
- 接着現象の基礎と社会的意義
- 接着技術の重要性
- マルチマテリアル化と軽量化
- 接着の古典的理論
- 機械的結合・分子拡散・化学結合・分子間力
- ミクロな接着界面
- 接着界面の観測困難性と理論の必要性
- 量子化学計算による接着研究の概要
- 密度汎関数理論 (DFT) の基礎
- 接着界面のモデリング戦略
- 周期境界条件の導入
- 接着剤のモデル化
- 有効性と限界
- 安定吸着構造の探索手法
- 引張接着力の理論評価法
- 剪断接着力の理論評価法
- 剥離接着力の理論評価法
- 接着界面における分子間相互作用の分解
- 分散相互作用と電子的相互作用
- 静電相互作用と電荷移動相互作用
- 電子状態解析による接着機構の可視化
- 差電子密度解析
- COHPなどの結合解析
- 無機材料/エポキシ樹脂界面の接着機構
- 水分が接着に与える影響
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
- 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 160,000円(税別) / 176,000円(税込)
- 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 190,000円(税別) / 209,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
アーカイブ配信セミナー
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年7月28日〜8月7日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナー資料は別途、送付いたします。