少数・不揃いな計測データの機械学習とモデル設計

オンライン 開催

日時

開催予定

プログラム

第1部 少数データで精度を出す計測画像解析とスパースモデリング

(2026年6月25日 13:00〜15:00)

 本講演では、電子顕微鏡画像・放射光計測データなどの先端計測データを対象に、少数データ環境において高精度な解析を実現するための手法について解説する。近年は深層学習の活用が進んでいるが、学習データが十分に確保できない場合には性能が制限されることが多い。  本講演では、画像前処理の重要性を整理した上で、辞書学習や圧縮センシングなどのスパースモデリングに基づく手法を中心に取り上げる。これらの手法は少量のデータから本質的な構造を抽出できる点に特徴があり、場合によっては深層学習を上回る性能を示す。本講演では、これらの理論的背景とともに、実データ解析への応用例を通して、実務における有効な活用方法を提示する。

  1. 計測画像解析と機械学習の現状
  2. 深層学習の限界と少数データ問題
  3. 精度を左右するデータ前処理の重要性
  4. ノイズ除去・正規化・特徴強調の実践
  5. 少数データ解析の基本戦略
  6. スパースモデリングの基礎と考え方
  7. 辞書学習による画像表現と特徴抽出
  8. 圧縮センシングによる高精度復元
  9. 深層学習との使い分けと比較
  10. 実データ解析事例と導入指針
    • 質疑応答

第2部 条件が揃えにくい現場スペクトルデータに対するモデル設計の考え方

(2026年6月25日 15:15〜17:15)

 データ科学によって研究データの利活用を促進し、研究・開発を加速することを目指すマテリアルズ・インフォマティクスやプロセス・インフィマティクスが高い注目を集めています。特に、研究・開発ではスペクトルデータを多数取り扱いますが、エネルギーの基準がずれてしまっていたり、チャネル数がずれていたりと、研究・開発の現場でこれまでに蓄積されたデータの利活用には課題が多くあります。これらをうまくモデル化することで比較可能なものにし、データを統一的に扱うことができます。  本講演では、不揃いなスペクトルデータ解析を行う上での課題に注目をし、取得したスペクトルデータからの情報抽出のための機械学習活用について、「回帰」「分類」「低次元化」「ピーク検知」といった視点から、機械学習の数理的な側面も交えながら基礎的な内容を紹介します。

  1. 物質・材料データに対する機械学習の基礎
    1. 機械学習の基礎
    2. 機械学習応用の流れと課題設定の重要性
    3. 代表的な機械学習応用事例の紹介
    4. 化学プロセスデータの特徴と注意点
    5. 情報科学市民権
    6. 材料科学の立場として忘れてはいけないこと
  2. 予測モデルによる均質化とモデル選択
    1. 予測・モデル選択の応用例
    2. モデル推定の種類
      • 最尤法
      • MAP推定
      • ベイズ推定
    3. 確率論的にみた回帰と正則化
    4. 非線形モデリングの困難
    5. マルコフ連鎖モンテカルロ法によるパラメータ最適化
    6. 情報量基準によるモデル選択
    7. 解析事例
  3. スペクトルデータの低次元化とクラスター解析
    1. 高次元データとしてのスペクトルと低次元化の重要性
    2. 分類:教師あり学習と教師なし学習
    3. 特徴空間と類似度
    4. 特徴空間の解釈性と表現性
    5. 主成分解析によるスペクトルの低次元化
    6. k-means法によるスペクトルの分類
    7. 階層的クラスタリングによるスペクトルの分類
  4. スペクトル解析のためのEMアルゴリズムによるピーク検知
    1. ピーク検知のための処理フロー
    2. 非線形最小二乗法の困難
    3. 回帰と分布推定の違い
    4. ガウス分布の最尤推定
    5. EMアルゴリズムによる最尤推定
    6. スペクトル解析のための改良EMアルゴリズム
    7. 解析事例
  5. 研究データ蓄積を行う上で必要なこと
    1. データベース構築の3つの目的
    2. データベースの種類
    3. フラットファイルフォーマット
    4. ツリー構造を利用した実験データ蓄積
    5. 電子ラボノートの事例
    • 質疑応答

受講料

  • 1名様: 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 複数名: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 160,000円(税別) / 176,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 190,000円(税別) / 209,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2026年7月6日〜16日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
再開催を依頼する 関連するセミナー・出版物を探す