レアアースの分離、回収技術

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本セミナーでは、レアメタル・レアアースの分離・回収・リサイクルについて取り上げ、エマルションフローによるレアメタル・レアアースの回収、イオン液体を用いた希土類金属イオンの分離・抽出、繊維状高分子吸着材によるレアアース回収、イオン性高分子ゲルを用いたレアアースの分離回収について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 エマルションフローによるレアアースの抽出分離とリサイクル

(2026年6月11日 10:00〜11:30)

 レアアースは、EV用モータ、エアコン、風力発電、電子機器、LED、医療機器など、多くの先端産業で不可欠な材料ですが、地政学リスクや輸出規制等による供給不安が深刻な課題となっています。特に、レアアース元素間の分離は、化学的性質が互いに非常に近いため、多段による高度な分離技術が必要になり、レアアース供給において最難関の工程と言われます。レアアース元素間の高度分離には湿式分離が不可欠ですが、溶媒抽出は、その中心技術です。  本講座では、日本原子力研究開発機構において講演者らが発明した革新的な溶媒抽出の装置、エマルションフローを用いたレアアースの抽出分離、リサイクルなどについて紹介します。

  1. レアメタルリサイクルの社会的背景
    1. 解決したいグローバルな社会問題
    2. 脱炭素社会でのレアメタル問題
  2. レアアース供給リスクとリサイクル
    1. 経済安全保障の課題
    2. レアアースリサイクルの現状と将来
  3. エマルションフローの原理とレアアース分離・回収への応用
    1. 溶媒抽出の原理
    2. 従来の溶媒抽出技術の課題
    3. 溶媒抽出技術の課題を解決するには
    4. 溶媒抽出技術の革新=エマルションフロー
    5. エマルションフローの技術的な優位性
  4. レアアース抽出分離とリサイクルに向けた取り組みと進捗
  5. エマルションフローがもたらす新しいコンセプト
  6. 集中型リサイクルと分散型リサイクル

第2部 イオン液体を用いた希土類金属イオンの抽出

(2026年6月11日 12:10〜13:40)

  1. 従来の希土類金属イオン分離技術
  2. 液液抽出技術の特徴
  3. イオン液体および深共晶溶媒とは
  4. イオン液体を用いた希土類金属の分離
  5. 深共晶溶媒を用いた希土類金属の分離
  6. まとめと今後の課題

第3部 繊維状高分子吸着材によるレアアース回収

(2026年6月11日 13:50〜15:20)

  1. 放射線グラフト重合による繊維状高分子吸着材の作製
    1. 放射線グラフト重合とは
    2. 放射線グラフト重合による吸着材の合成方法
    3. なぜ繊維状吸着材を用いるのか
    4. グラフト重合により合成した繊維状高分子材料の一例
  2. 温泉水からのレアアース回収
    1. 背景
    2. 吸着材の作製
    3. 実験室における性能評価
    4. 温泉水を用いた実証試験
  3. 海水からのウラン回収
    1. 背景
    2. 吸着材の作製
    3. 海水からのウラン回収試験

第4部 イオン性高分子ゲルを用いたレアアースの分離回収

(2026年6月11日 15:30〜17:00)

  1. 研究の背景、従来法の課題
  2. イオン性高分子ゲルの合成
    1. 合成条件
    2. 構造制御
    3. 特性評価
  3. レアアースの分離・回収への応用
    1. 分離回収機構
    2. 回収事例

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