高分子構造・物性解析の基礎と最新分析技術

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ポリプロピレン (PP) やポリエチレン (PE) をはじめとするポリオレフィン材料は、自動車、医療、家電、住宅、日用品、食品包装に至るまで、その用途は多岐に渡る。近年では樹脂材料の高機能化が飛躍的に進み、それに伴い樹脂組成が複雑化してキャラクタリゼーションが困難となっている現状がある。  また、最近では欧州を中心にプラスチックリサイクルが急速に進んでおり、キャラクタリゼーションがさらに難しさを増している。このような複雑な組成を有する樹脂材料は、従来のIRやNMRだけでは組成解析が困難なケースが多々ある。これには頭を抱えている研究者も多いのではないだろうか。  本セミナーでは、主としてポリオレフィンを対象とした樹脂材料の構造と物性、添加剤分析について、これらの関係性や最近の技術動向も交えて紹介する。

  1. 高分子の分子構造と諸物性との関係
    • 分子構造の違いが樹脂の成形加工特性や成形品の性能をも左右する
  2. ポリオレフィン材料の分析・評価技術
    1. 一次構造解析 (IR、NMR)
      • ポリマー種の同定
      • 共重合組成
      • 立体規則性
    2. 組成分布解析 (高温液体クロマトグラフィー)
      • 分子量分布
      • 短鎖分岐度
      • 長鎖分岐度
    3. 溶融物性 (レオロジー特性)
      • 動的粘弾性
      • 一軸伸長粘度
    4. 形態観察 (モルフォロジー)
      • ポリマーの相分離構造
      • ゴムの分散状態など
    5. 添加剤分析
      • 前処理
      • 定性分析
      • 定量分析

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