日時
- 2026年6月3日 13時00分〜 2026年6月16日 16時30分
プログラム
ICH-E6 (R3) の実装に向けて、治験の品質マネジメントは大きな転換期を迎えています。従来のリスクベースアプローチ (RBA) をさらに進化させ、治験に関わるすべてのステークホルダーをカバーする動的な品質マネジメントシステム (QMS) の構築が、製薬企業・医療機関・CROを含む治験サービス提供事業者に求められています。 Decentralized Clinical Trials (DCT) の本格導入やAI/IoTなどデジタルテクノロジーの急速な発展に伴い、治験計画段階での品質の作りこみ (Quality by Design:QbD) 、リスクの事前評価と対策、治験実施段階でのリアルタイムモニタリングと異常検知によるIssue Managementの重要性がこれまで以上に高まっています。一方で、グローバル製薬企業による日本市場への投資縮小が進む中、スピードとコスト効率の両立も喫緊の課題です。こうした環境下で、「必要十分な品質」と「過剰な品質 (オーバークオリティ) 」の線引きは、すべてのステークホルダーにとって避けては通れないテーマとなっています。 本セミナーでは、ICH-E6 (R3) が強調する「プロセス駆動型品質マネジメント」と「継続的改善文化」を基軸に、臨床試験におけるQMS・QbDの構築基礎を体系的に解説します。さらに、製薬企業のGlobal Study Manager・医療機関のCRC双方の視点からオーバークオリティの具体事例を共有し、規制当局が求める品質水準を正しく理解したうえで、参加者が自組織で「最適品質」を定義・実践するための判断軸とアクションプランを持ち帰っていただける構成としています。
- ICH-E6 (R3) が変える臨床開発の品質パラダイム
- ICH-E6 (R3) 改訂の背景・経緯と主要変更点の読み解き
- 製造業から臨床開発へ
- 品質管理思想の変遷とGCPへの適用
- ISO 9001の枠組みと臨床試験QMSへの応用
- Lean Six Sigmaの基礎
- DMAICフレームワークの概要と治験への接続点
- RBA (リスクベースアプローチ) からQuality-by-Design型QMSへの進化
- ICH-E6 (R3) Annex 1 (介入試験) ・Annex 2 (DCT等) の要件分解と実務インパクト
- GCP省令改正の見通しとPMDAの期待
- 国内実務への影響
- Quality by Design (QbD) – 治験計画段階からの品質の作りこみ
- QbDの基本原則
- Critical to Quality (CtQ) 因子の特定とDesign Spaceの設定
- 治験プロセスマップの作成
- Critical Process Parameters (CPPs) の特定と管理戦略
- リスク評価の実務
- シナリオプランニングとFMEAの使い分け
- KQI/KRI設計とリアルタイム品質モニタリング (RQM) ダッシュボードの構築
- Sponsor-Site Partnershipの構築
- 役割・責任 (RACI) の明確化と双方向コミュニケーション
- QbDの基本原則
- Cost of Quality分析とオーバークオリティからの脱却
- Cost of Quality (CoQ) モデル
- 予防・評価・失敗コストのバランス最適化
- 規制当局が真に求める品質水準
- ガイダンス・査察指摘事例からの読み解き
- 「必要十分品質」と「オーバークオリティ」の境界線
- Must/Should/Could/Stopの判断フレームワーク
- SDV100%・過剰文書・過剰承認
- オーバークオリティが生まれる典型パターン
- 【事例】グローバル製薬企業Study Managerが語る「日本特有のオーバークオリティ」
- 【事例】医療機関CRCが感じる「過剰要求」の実態と改善提案
- 判断を組織合意にする方法
- Decision Log・リスク受容記録・品質会議の運用
- Cost of Quality (CoQ) モデル
- 次世代Clinical QMSの実装 – 組織文化変革と継続的改善の仕組みづくり
- なぜQMSは「形骸化」するのか
- 導入・定着の障壁と成功要因
- 変革マネジメント (Change Management) の実践
- 8段階モデルの臨床開発への適用
- 心理的安全性 (Psychological Safety) の醸成
- 「報告しやすさ」から「改善が起きる」組織へ
- CAPAからPACA (予測的・適応的措置) への転換
- Proactive Quality Managementの実現
- Lean Six Sigma DMAIC実践とLessons Learned/Sharedナレッジマネジメント
- デジタルツール・AI活用によるQMS運用効率化
- RBQM/CSDM支援プラットフォームの選定
- 明日から始めるアクションプラン
- 組織規模別QMS導入ロードマップ【個人ワーク】
- なぜQMSは「形骸化」するのか
- まとめ
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
- 複数名: 22,500円(税別) / 24,750円(税込)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。 - 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
2日間コースのお申込み
- 「今から始める品質マネジメント変革と実装ロードマップ / 治験QMS・QbDの構築とCtQ・QTL設定から動的RBA運用 (2コースセット)」 (視聴期間 : 2026年6月3日〜7月23日、2026年7月9日〜23日を予定)
(通常受講料 : 93,940円 → 全2コース申込 割引受講料 75,680円)
割引対象セミナー
- アーカイブ配信「ICH-E6 (R3) 対応 治験QMS・QbDの構築基礎とオーバークオリティからの脱却」 (視聴期間 : 2026年6月3日〜6月16日を予定)
- 受講料 : 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
- アーカイブ配信「ICH-E6(R3)時代の治験品質マネジメント実践講座」 (視聴期間 : 2026年7月9日〜23日を予定)
- 受講料 : 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
アーカイブ配信セミナー
- 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
- 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- 視聴期間は、それぞれ2026年6月3日〜6月16日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。