過去30年間日本企業は、他国企業が大きく成長している一方で、残念ながら低成長に甘んじてきました。新興国企業にコストで負け、先進国企業には革新的製品やサービスの創出で後塵を拝してきたからです。 このような環境の中で、今後日本企業が存続・成長し続けるためには、継続的に革新的な製品・サービスを創出する能力を身につけること以外にありません。そしてそのために、研究開発部門は社内の様々な部門の中で、主導的な役割を担わなければなりません。 今この役割を研究者・技術者が担うにあたり、研究者・技術者に決定的に欠けている機能があります。それは、市場が何を 求めているかを他社に先駆けて知るための機能、すなわちマーケティングです。ここでのポイントが、社内で最も技術を良く知る研究者・技術者が、その活動の最重要な一部として、マーケティング部門や営業部門とその役割を重複して行いながらも、この活動を行うことです。なぜなら、革新的製品は市場知識と技術知識がスパークして生まれるからです。 今多くの企業においては、このような背景から研究者・技術者の方々のマーケティング機能の重要性が徐々にではありますが、認識され始めています。しかし、ここでの問題が、研究者・技術者にとってのマーケティングとは何かが明示されている資料は、出版済の書籍を含め、ほとんど存在していないことです。 本セミナーにおいては、研究者・技術者に明確に焦点を当て、それら方々が担わなければならないマーケティング機能を実行するための基本となる知識を、具体的にご紹介して行きます。
研究開発部門の最終的な目的・存在意義は、革新的な製品を創出し続けることです。革新的な製品とは、大きな『顧客』価値を創出する製品であると定義することができます。この大きな『顧客』価値を創出する上で、研究開発部門は社内で最も大きな責務を負っています。しかし、現状の研究開発部門は心理的にも、経営プロセス・組織的にも顧客や市場から遠いところに位置しており、『顧客』価値を創出するには大きな問題を抱えています。この問題を解決する方法が、研究開発部門をマーケティング志向に変えることです。今やマーケティングは、研究開発部門が備えておかなければならないというレベルの能力ではなく、『企業存続のための必須』の能力です。 本セミナーにおいては、研究開発部門が担わなければならないマーケティングについて、その活動を研究開発全体の活動の中で、どのように位置付けるか、またそれを前提に日々研究開発部門においてどうマーケティング活動を実践していくかについて、「研究開発のマーケティング・サイクル」という概念を導入し、包括的かつ具体的に学んでいただきます。 例えば、潜在顧客と面会のアポイントメントをどうとるか?また、面談は具体的にどう進めるかといった点や、日々の活動で収集した情報をテンプレートを利用してどうまとめるかといった点に言及します。またテーマ・マネジメントのプロセスであるステージゲート・プロセスとの関係についても議論します。 本研修においては、マーケティングの一般論ではなく、明確に研究開発部門の日々の活動に焦点を当てて、講義を行っていきます。
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