本年7月1日の固定価格買取制度がスタートにより、ソフトバンクも同日、京都・群馬でメガソーラーを運転開始した。今後も大規模な太陽光及び風力発電所の建設を予定している。 しかしながら、政府が決定した「革新的エネルギー・環境戦略」の実現に向けては、自然エネルギーの更なる大規模導入が必要となり、電力システム改革などが挙げられている。 自然エネルギー先進国のドイツでは、固定価格買取制度による普及により浮かび上がった高圧送電網整備の必要性などの課題克服に向けて、すでに国をあげて次の政策ステージへと移行している。 ソフトバンクの今後の取り組みとともに、こうしたドイツの動きを参考にしながら、我が国における自然エネルギーの大規模な普及に向けてこれから何が必要であるのか、といった点について講演する。