C.M. Hansenが提唱したハンセン溶解度パラメータ (HSP値) は、分子間力に基づく材料間の熱力学的親和性の指標です。経験的に、 HSP値の近い材料同士は、よくぬれ、よく付き、よく溶け合います。HSP値の測定や実践的活用には、3D空間 (HSP空間) におけるハンセン球が不可欠ですが、その測定には、約20種類以上の溶媒 (プローブ溶媒) を用いた煩雑な実験を必要とします。
本セミナーでは、初めにHSP値の基礎と求め方、特にハンセン球の測定とプローブ溶媒削減のための効率的な選択法について説明します。その上で、親和性に係る諸現象をどのように予測・評価し、新しい製品開発に繋げていけばよいか、実務に役立つ設計技術を多くの最新応用事例を交えて紹介します。初心者の方にも理解しやすく、研究・開発・生産の現場で即活用できる内容となっています。
- 溶解度パラメータの基礎と利用法
- ヒルデブランドのSP値と相互作用パラメータ
- ハンセンのHSP値 (3DSP値) と4DSP値
- SP値・HSP値の利用法
- ハンセン球と相対的エネルギー差 – 標準的な方法 -
- 三角線図とてこの規則
- 溶媒混合の法則
- 親和性を予測・評価するための指標
- HSP距離 (ハンセン距離)
- ハンセン球間の最短距離
- ハンセン球の重なり体積比
- 溶解度パラメータの計算と測定法
- 化合物のSP値・HSP値の原子団寄与法による計算
- 手法による違いが大きいので注意 -
- Fedors法
- van Krevelen & Hoftyzer法
- Stefanis & Panayiotou法など
- ソフトウェアの利用
- 数値計算の新しい流れ
- 化合物のSP値・HSP値の測定法
- 濁点滴定法
- 溶解・膨潤法 – 標準的な方法 -
- インバース・ガスクロ法 – 便利だが、機器は高価 -
- 粒子のSP値・HSP値の測定法
- 凝集/沈降法 – 標準的な方法 -
###インバース・ガスクロ法 – 便利だが、機器は高価 -
- 低磁場パルスNMR法 – 便利だが、機器は高価 -
- プローブ溶媒の効率的な選択法
- プローブ溶媒の分類
- プローブ溶媒の二段階選択法
- 適用事例
- 高分子・溶媒複合材料における相分離性の評価と応用例
- 混合溶媒系における最適溶媒比率
- 相図と温度組成線図
- グリーン抽剤
- ペロブスカイト貧溶媒析出法
- 反応誘起相分離吸収液
- 高分子溶液における溶解性/相分離性と応用例
- 相図と均一相/不均一相の形成
- マイクロカプセル
- エアロゲル
- 光ファイバー型酸素センサー
- 高分子ブレンドにおける相分離性と応用例
- 相図と均一相/不均一相の形成
- メンブレンコンタクター
- ポリマー改質アスファルト
- 歯科用接着剤
- 粒子分散系材料における付着性/分散性の評価と応用例
- 高分子コンポジットにおけるフィラーの分散性と応用例
- 付着性/分散性の評価法
- コア/シェルナノ粒子コンポジット
- レジンコンクリート
- Li電池複合電極材料
- 粒子分散液の分散・安定化と高分子分散剤の選択
- 粒子間相互作用力と分散安定化機構
- ぬれ/分散化のための良溶媒の選択
- 高分子分散剤の選択指針
- まとめ
- 質疑応答
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
- 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
ライブ配信セミナーをご希望の場合
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年6月2日〜8日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。