汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックに至るまで様々な結晶性高分子が我々の身の回りで利用されている。結晶性高分子の材料物性を理解し、さらに改良していくには結晶高次構造の理解と制御が必要である。また加工性の向上には結晶化機構や結晶化速度を理解し、加工条件の最適化を行うことが必要である。
本セミナーでは、結晶性高分子を利用した材料設計に必要不可欠な結晶化、結晶構造、高次構造、結晶成長、融解など高分子の結晶化に関する基礎的事項を初心者でも習得できるように論述する。また、高分子固体構造を解明するために用いる分析方法についても説明する。それらの基礎的事項に基づいて、実際に身の回りで使用されている高分子材料の結晶化機構や結晶高次構造と物性の特徴を説明する。
- 高分子鎖の特徴
- 高分子とは?
- 平均分子鎖長
- 一次構造、立体規則性 他
- 結晶性高分子と非晶性高分子
- 結晶になれる高分子鎖の特徴は? 高分子固体の構造モデルは?
- 分子の種類と結晶性、非晶性
- 高分子固体構造モデル
- ガラス転移と融解
- 高分子結晶の成長機構と構造の特徴
- どのように高分子結晶が成長する? その構造の特徴は?
- 結晶とは
- 高分子の結晶核形成、結晶成長機構
- 結晶構造
- 結晶形態
- 固体高次構造
- 結晶と融点
- 高分子結晶の各種分析法
- どの装置で測定すれば何が分かるか?原理と測定のポイント
- 光学顕微鏡
- 偏光顕微鏡
- 走査型電子顕微鏡
- 透過型電子顕微鏡
- 走査プローブ顕微鏡
- X線回折法
- 熱測定
- 引張試験、粘弾性試験
- 各種高分子の構造と物性の特徴
- 例) ポリエチレンの固体構造と用途について
- ポリ容器
- レジ袋
- おしぼり袋
- ラップ
- 釣り糸 など
- 質疑応答
本講では、高分子の相溶性・相分離構造の基礎と、目的の物性を得るための構造制御技術を解説します。さらに、実際の材料開発に活かすためにどのような実験を行ったらいいか、また、これらの実験によって得られた測定データをどのように解析すればいいかについて言及します。
- ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
- Flory-Hugginsの理論
- ポリマーブレンドの相図
- ブロックコポリマーの相図
- ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御
- 実験によるポリマーの相溶性の判定方法
- 示差走査熱量 (DSC) 測定による判定方法
- 電磁波の散乱測定による判定方法
- ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
- スピノーダル分解過程
- 相分離構造粗大化過程
- ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
- ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
- ブロックコポリマーのナノ相分離構造のモルホロジー制御
- ブロックコポリマーのナノ相分離構造の配向制御
- 高分子集合体の階層構造
- ブロックコポリマーのグレインと階層構造
- 構造解析手法
- 各種顕微鏡観察
- 電磁波の散乱測定
- 小角・広角散乱
- シンクロトロン放射光
- X線・中性子散乱
- おわりに〜構造制御による新規物性創出への道 (考えるヒントとして)
- 構造と力学物性との相関
- 構造と光学物性との相関
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 37,500円(税別) / 41,250円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 62,700円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 112,500円(税別) / 123,750円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
アーカイブ配信セミナー
- 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
- 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- 視聴期間はそれぞれ2026年5月14日〜27日、2026年5月15日〜28日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。