ウェブ搬送・巻取の理論と張力制御・トラブル対策の実践技術

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本セミナーでは、ウェブ搬送の基礎的な力学的性質から、搬送や巻取のトラブル対策まで総括的に解説いたします。

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プログラム

第1部 ウェブハンドリングの力学特性

(2026年5月14日 10:30〜12:00)

 フィルム、紙、不織布などのウェブを製造する過程において、搬送時には折れしわやスリップ、巻取り時には巻き締り、スリップ、ゲージバンドなどの予期せぬ不具合が生じることが多々あると思います。これを防止する手法としては、経験と勘を基に製造条件を試行錯誤的に検討していると耳にすることが多くあります。これらの不具合は製品の品質と直結することであり、不具合防止は極めて重要な課題です。  本セミナーでは、上記不具合の原因・対策案について学問的な立場からアプローチして、不具合の未然の防止を図る知識を養うことを目的としています。本セミナーを受講したからといって全ての問題を解決することができるとは限りませんが、解決の糸口を見つけることができるでしょう。

  1. はじめに
    1. ウェブとウェブハンドリング
    2. ウェブハンドリング技術のポイント
    3. ウェブハンドリングの研究の流れ
    4. まとめ
  2. ウェブの力学的性質
    1. ウェブに作用する力とその変形
    2. フックの法則
    3. ウェブ素材の構造と弾性の関係
    4. 液体の構造と粘性
    5. 粘弾性体とその力学的モデル
    6. ウェブの曲げ
    7. ウェブの座屈
    8. ウェブの折れしわ
  3. ウェブハンドリングのトライボロジー
    1. ウェブ搬送とトライボロジー
    2. 摩擦力と摩擦係数
    3. 摩擦係数の測定
    4. オイラーのベルト公式
    5. 固体の接触と摩擦
    6. 摩擦のメカニズム
    7. 摩擦係数のコントロール
    8. マクロスリップの発生条件と抑止方法
  4. ウェブハンドリング技術とAI技術
    1. AIを用いたウェブのトラフ観測と対応方法について

第2部 ロールtoロールにおけるウェブハンドリング技術の基本と実践

(2026年5月14日 13:00〜16:30)

 ウェブハンドリングの専門書にはいくつか難解な理論や計算があり、それを独学で読み進むこと、さらに現場に活かすことの壁は高い、と感じるエンジニアも多いのではないでしょうか。  本セミナーでは、講師が現場で実践してきた測定・解析や応用 (問題解決) の事例を紹介することで、理論や計算を現場の問題にどう落とし込むか、分かりやすく解説します。

  1. ウェブハンドリング技術の基本
    1. ウェブを測る
      1. ウェブとローラの速度差
      2. ウェブ〜ローラ間の摩擦係数
    2. 空気は巻き込むもの
      1. 巻き込み量の理論と実測
      2. ウェブ〜ローラ間の摩擦係数 (空気巻き込み時)
  2. ウェブの搬送
    1. 直角方向進入性 (Normal Entry Roule)
      1. マイクロスリップとトラクション
      2. スピンダウンテストとベアリングの摩擦係数
      3. スリップ開始速度の予測
      4. ローラの選定
    2. ウェブのしわと拡幅
      1. 斜めしわとスパン間のトラフ
      2. しわの抑制
      3. 拡幅の一般論
  3. 巻取
    1. 巻取の基本
    2. 内部応力の測定と結果の解釈
    3. コアの大径化
  4. 張力制御
    1. 張力制御の基礎
    2. スパン間の張力の挙動
    3. 張力のPID制御
  5. おすすめの参考書

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