本講演を通じて、受講者が「何を、いつ、どの段階で当局と合意しておくべきか」を明確に理解し、再生医療等製品の承認申請を“運”ではなく“戦略”として進められるようになることを目指す。
再生医療等製品は、生きた細胞や遺伝子を用いるという特性から、従来の医薬品とは異なる規制体系の下で承認審査が行われる。そのため、非臨床・臨床・CMC (品質) データの単なる積み上げではなく、開発初期から承認申請を見据えた一貫性のあるストーリー構築と、規制当局 (PMDA) との戦略的な対話が極めて重要となる。
本講演では、再生医療等製品に特有の規制上の考え方を整理したうえで、PMDA対面助言 (事前面談、RS相談、治験相談等) の実務、承認申請時に問われる品質・非臨床・臨床の論点、さらに審査段階における照会対応の実例を解説する。加えて、条件及び期限付承認制度を含め、「なぜその指摘が出るのか」「どこで失敗しやすいのか」を実務家の視点で示し、承認確度を高めるための具体的な対応戦略を提示する。
- はじめに
- 再生医療等製品を取り巻く規制環境と市場動向
- なぜ「規制当局対応」が承認成否を左右するのか
- 再生医療等製品の承認制度の全体像
- 再生医療等製品制度の位置づけ
- 医薬品・医療機器との規制上の違い
- 条件及び期限付承認制度の考え方
- 開発初期から考える 規制当局対応戦略
- 開発計画と規制要件のすり合わせ
- PMDA事前面談・RS相談の活用ポイント
- ベンチャーで陥りやすい初期戦略の失敗例
- PMDA対面助言の実務
- 治験相談・品質相談の位置づけ
- 相談資料作成時に当局が重視する視点
- よくある指摘事項とその背景
- 承認申請 (CTD) における 実務上の論点
- 品質 (CMC) : 同一性・力価・原材料管理
- 非臨床・臨床データの整理と一貫性確保
- 製造変更・スケールアップ時の留意点
- 承認審査・照会対応の実際
- 照会事項が発生する典型パターン
- 回答書作成における実務上の注意点
- 当局との認識齟齬を最小化する工夫
- 条件及び期限付承認を見据えた戦略
- 適用可否の判断ポイント
- 承認後に求められる対応事項
- 商用化・ライフサイクルを見据えた当局対応
- ケーススタディ
- 成功事例に学ぶ規制当局対応のポイント
- 失敗事例から学ぶ「やってはいけない対応」
- まとめ
- 規制当局対応を「負担」ではなく「戦略」に変える
- 質疑応答
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