粉体/粒体技を取り扱う技術は、実は古い技術であるとともに、現代の工業プロセスの中でも、基本的な「材料取り扱い技術」でもあります。しかしながら、そのノウハウは、以外にも専門家以外はあまり理解されていない、実にニッチな分野であるといえます。新しい材料/機能的材料を開発するのには、必須な手法であるといえます。最近、数値シミュレーション技術を用いることによって実験回数の軽減が実行され、実験できない条件での推定ができるようになりましたが、粉体には粒度分布という自然形態があるため、新しい物質には「実際に小型装置」で試してみることが、外せない基本です (この基本を踏襲して、研究は進んでいます)。
本講座では、講師の作製した「小型透明卓上スケルトンモデル」を駆使し、装置内の「粉体挙動を見える」ようにして、装置設計に使われている「化学工学的計算方式」と、先輩達によって確立された「工学的実験式」が、装置内粉体挙動の観察から得られる知識と、どの様にリンクしているかを、体験します。
これが、「腑に落ちる、応用が効く理解」といえます。化学工学的計算は、プロセスのスケールアップに使われると同時に、プロセスの問題点や、効率最適運転を設定するための、大切な手法です。
「粉体トラブル」を予測し、その対策をあらかじめ考慮して、「あらかじめ仕組んでおく」、エスケープルート的トラブル対応というノウハウについて体験から解説します。
- はじめに、粉体粒体取り扱い技術を俯瞰
- 粉体業界用語の意味、分類と定義。
- 粉/粒は「離散体」であり、ばらばらであるが、互いに影響力がある。
- 単位操作をつなぐ技術 【均一ピッチスクリューフィーダー動画】
- 見えないホッパー内で粉がどのように動いているか観察する。
- 「粉は生きている」といわれる理由 【閉塞とその解消方法の動画】
- 粉体の閉塞現象には5種類の原因があり、それぞれに見合った対策がある。
- 「粉は魔物」といわれる理由 【偏析現象の動画】
- 気体や液体にはない現象が「偏析」である。 【ブラジルナッツ現象の動画】
- 「乾燥」、 何をもって「乾燥操作終了」と言えるのか?
- 乾燥操作の俯瞰
- 乾燥原理と その原理を利用した乾燥装置の「現象」を理解する。
- 乾燥装置の化学工学的計算方法。 スケールアップ手順例を解説。
- 乾燥品の形態を予期して乾燥方法を選択する。後工程の要求事項を満足。
- 「混合」と「造粒」、何をもって「混合終了」「造粒終了」と言えるのか?
- 混合は「偏析と分散」の戦い 【V型ブレンダーの動画】
- 俯瞰:対流混合と剪断混合 【容器回転型混合器動画】
- 造粒の原理とその製品粒子の特性 【高速攪拌混合造粒動画】
- 透明小型装置の動画、 【流動層造粒機】【押出造粒と球形化】【噴霧造粒】
- 粉体取り扱いプロセスの、トラブル対応
- トラブル現象と対策 トラブル対応にはコストが掛かるのは当たり前か?
- トラブルは多くの要因の総合現象であり、要素に分類できる
- それぞれの要素に対する対策はすべて存在する 【円錐部付きキルンの偏析動画】
- 粉塵爆発の災害を回避する手法、エスケープルート的対策例
- 世界的傾向、PAT技術と、ドイツの例
- 失敗ができないプロセスの疑似体験を積む為に「VRとAR」を利用する
- トラブル対策の技術伝承:「身に付く経験/疑似経験」は可能か?
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
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