(2012年11月29日 13:00~14:00)
(株) 産業タイムズ社 週刊環境エネルギー産業情報 編集長
甕 秀樹(もたい ひでき) 氏
震災以降、国内のエネルギービジネスは大きな変化期を迎えている。電源比率を巡る議論が活発だが、発電側だけでなく電気を使う側の議論も必要だ。今後も続く電力不足の状況下でも、生産や生活の質を落とさないよう安定的な需給を実現するには、需要サイドがいかにエネルギーをうまく使うかが重要になる。 また、今後は家庭部門の電力自由化など、エネルギー業界の勢力図に影響を与える変革が進むと見られるが、電力の安定的需給を考えるうえで、どのような自由化のあり方が望ましいか。また、自由化によるメリットと課題はどのようなものが想定されるか。そして、そのようなエネルギービジネスの変革において、どんなビジネスチャンスが眠っているのか。 本講演ではエネルギービジネス最新動向と今後の新潮流を展望しながら、想定される課題とビジネスチャンスを探っていく。
(2012年11月29日 14:05~15:05)
神戸大学経営学部 非常勤講師
関西電力(株) お客さま本部 担当部長
西村 陽(にしむら きよし) 氏
2012夏、首都圏と関西圏で需要サイドを供給力として活用する新たな取り組みがいくつか行われ、それらを含めた「エネルギー・マネジメント」「デマンドレスポンス」が多くの企業にとっての重要な論点となっている。 それらの起源である米国での市場を通じた需要サイドの供給力活用(カーテイルメント) を概観しつつ、日本での需要サイド施策・スマートコミュニティ実証等を取り上げながら、今後のわが国でのエネルギー・マネジメントと需要サイド施策の展開について考えたい。
(2012年11月29日 15:10~16:10)
(株) エネット 経営企画部 経営企画部長
谷口 直行(たにぐち なおゆき) 氏
震災後の全国的な需給逼迫等を受け、この1年でお客様の電気利用に対する意識も大きく変化し、特定規模電気事業者(新電力) の認知度も向上した。 これらを適切に活用し、日本の電力供給システムを一層強化すべく国を挙げて改革案の検討が進められてきている。ここでは新電力としての電気事業制度改革への期待・要望等を述べるとともに、エネットが取り組むデマンドレスポンスサービスの事例を紹介する。
(2012年11月29日 16:25~17:00)
神戸大学経営学部 非常勤講師 / 関西電力(株) お客さま本部 担当部長 西村 陽 氏
(株) エネット 経営企画部 経営企画部長 谷口 直行 氏
(ファシリテータ)
(株) 産業タイムズ社 環境エネルギー産業情報 編集長 甕 秀樹 氏