固形/液状/半固形製剤ごとの粘弾性評価に基づく製剤設計・機能性の定量的解析/評価

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これまで、製剤の設計ならびに評価に対してレオロジーを利用する事例としては、データの取得および結果の解釈の複雑さから、半固形剤の使用性に関する研究が大半を占めており、製剤設計への応用は限定的であった。
本セミナーでは、粘弾性評価に基づいた製剤機能性の定量的解析を応用することで、これまで経験則に依るところがあった (固形/液状/半固形製剤の) 製剤設計ならびに評価を理論的に説明いたします。

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プログラム

レオロジーは物体の粘性や弾性を研究する学問である。固体 (弾性体) に外力を加えると変形するが、内部から反発力 (応力) が生じ、外力を除くと元の形に戻ろうとする。液体 (粘性体) では応力が生じず、外力を除いても元の形には戻らない。医薬品は、錠剤などの固形剤、点鼻剤などの液剤の他に、それらの間の形態を呈する軟膏剤等の粘弾性体である半固形剤に分類することができる。これまで、製剤の設計ならびに評価に対してレオロジーを利用する事例としては、データの取得および結果の解釈の複雑さから、半固形剤の使用性に関する研究が大半を占めており、製剤設計への応用は限定的であった。固形剤であっても、服用後の薬物溶出過程において、粉体と水分により形成される湿性粉体は、粘弾性体として振舞うことになる。薬物や添加剤が異なれば、湿性粉体の粘弾特性が異なることが想定される。すなわち、多くの医薬品がその調製、使用において粘弾性体を形成することから、粘弾特性を把握、制御することができれば製剤の設計に貢献できる。  本講演では、粘弾性評価に基づいた製剤機能性の定量的解析を応用することで、これまで経験則に依るところがあった製剤設計ならびに評価を理論的に説明する研究について講演する。

  1. 製剤学におけるレオロジー
    1. 半固形製剤のレオロジー
    2. 液状製剤のレオロジー
    3. 固形製剤のレオロジー
  2. 弾性と粘性
    1. 弾性の種類と状態
    2. 粘性の種類と状態
    3. レオロジー測定の種類
    4. クリープと応力緩和
    5. 動的粘弾性
    6. 動的粘弾性パラメーターの紹介
    7. 貯蔵弾性率と損失弾性率
    8. 損失正接
  3. レオロジー解析に基づく添加剤の製剤特性への影響
    1. 経皮吸収型テープ剤を構成する基剤への可塑剤の添加比率と製剤特性
    2. グリセロールおよびα – シクロデキストリンが疎水化ヒドロキシプロピルセルロースを基剤としたゲルとフィルムの粘弾性に及ぼす影響
    3. 糖アルコール添加によるポリビニルアルコールを基剤とする熱溶融積層3Dプリンター用フィラメントの粘弾性に基づくHME調製条件の検討
  4. 製剤を構成する添加剤の機能性を反映する指標の構築
    1. チキソトロピーを示す添加剤の初期構造回復の定量化
    2. 動的粘弾性測定に基づく崩壊剤の崩壊機能の定量化
  5. 質疑応答

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