日本の産業経済構造・事業環境の変化により、製造業企業には新規製品・新規事業の開発を伴う事業変革が求められている。また、地球温暖化防止や省資源・省エネルギーの観点から樹脂・ゴムなどの高分子素材についても見直しの機運が高まっている。材料開発検討のためには、既存の材料についての基礎的な知識や情報を包括的に把握することが必要であり、工業的に実用化されている各種ゴム・エラストマー材料についても総合的に理解する必要がある。
本講座は初心者にも理解できるように 基礎的な知識・情報を整理して提供し、更に既に実務上でゴム・エラストマー材料を取り扱っている技術者にとっても、最近の環境配慮材料の開発に必要な知識・情報を再整理できるように構成した。
ゴム・エラストマー材料にも、環境配慮の考え方が求められて来ている。ゴムポリマーの合成から、配合・成形・加硫までの各種技術を知ることで、社会課題の解決を目指す技術開発が可能となる。講演者が、日本ゴム協会・関西ゴム技術研修所などで実施してきた各種の講演・講義から 技術開発の要点を抽出して解説する。
- ゴム・エラストマー素材とは
- ゴム素材の開発技術の歴史
- ゴムとプラスチック
- ゴムとエラストマー
- ゴム素材の種類と性質
- ゴム品種のIISRP命名法
- 汎用ゴム
- 天然ゴム
- スチレン・ブタジエンゴム (SBR)
- ポリブタジエンゴム (BR)
- エチレン・プロピレンゴム (EPM, EPDM)
- 特殊ゴム
- クロロプレンゴム (CR)
- アクリルゴム (ACM)
- その他 特殊ゴム
- 熱可塑性エラストマーの種類と性質
- ブロック共重合体エラストマー
- オレフィン系エラストマー
- その他の熱可塑性エラストマー
- 充填剤の混合と分散
- 混合・混練装置と分散の進行
- カーボンブラックの分散とコンパウンドの性状
- シリカの分散と分散助剤
- ゴム・エラストマーへの添加剤と配合
- ゴム・エラストマーコンパウンドの加工成形
- ゴム・エラストマーの加硫 (架橋)
- 加硫ゴムの物性
- 引張強度
- 引裂き強度
- 耐摩耗性
- 耐屈曲亀裂性
- 防振特性
- ゴム・エラストマー分野における環境配慮技術
- ゴム・エラストマー分野での3R (Reuse, Reduce, Recycle)
- バイオ由来原料からなるゴム・エラストマー素材の開発
- 加硫ゴム製品からの化学物質回収技術
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