セラミックス多孔体の構造制御、評価と応用展開

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セラミックス多孔体は、環境・エネルギー分野を中心として既に幅広い各分野で広く利用されている。多孔体の特性の中で最も重要なものは気孔の大きさであるが、そのサイズはサブnmからmm~cmオーダーまで幅広く、そのため様々な合成法・作製法が研究されている。  本講演では、まず多孔体の基本的な特性およびその測定法など基礎的な内容について説明する。様々なプロセスによる多孔質物質の合成および多孔質材料の作製法について紹介する。さらに我々の研究結果を中心に環境・エネルギー分野を中心とした各種材料への応用展開まで含めて紹介する。

  1. セラミックス多孔体の基礎
    1. セラミックス多孔体の種類
    2. 多孔体特性の測定法と吸着機構
      1. ミクロ細孔多孔体
      2. メソ細孔多孔体
      3. マクロ細孔多孔体
    3. 表面の化学的性質との関係
  2. セラミックス多孔体の構造制御を目指した合成・作製法
    1. 多孔質物質
      1. Build up法 (ゾルゲル法、テンプレート法、水熱法、層間架橋法)
      2. Leaching法 (賦活法、選択溶解法)
    2. 多孔質材料
      1. 分相法 (多孔質ガラス)
      2. ゾルゲル法 (非対称膜)
      3. 発泡法 (セラミックフォーム)
      4. 押出法 (ハニカム体) 、
  3. 多孔体のケースススタディ ~作製・評価・応用~
    1. ミクロ細孔多孔体
      1. 活性炭
      2. 活性炭基複合材
    2. メソ細孔多孔体 (γ-Al2O3)
      1. 選択溶解法の原理
      2. キャラクタリゼーション
      3. 特異な特性と応用展開
    3. マクロ細孔多孔体
      1. 作製法
      2. 機械的特性-透過特性
      3. マイクロバブル生成特性
      4. 揚水特性
      5. 蒸発冷却特性 (ヒートアイランド、環境調和型都市開発)
      6. ガス分離用多孔体 (地球温暖化ガスの回収と貯留)

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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