生体情報を用いた感情推定技術

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本セミナーでは、生体情報による感情センシングの基礎から解説し、ドライバ状態、マーケティング、ストレス・疲労などへの応用に向けた最新事例を多数紹介いたします。

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プログラム

第1部 顔の画像処理・表情解析と快・不快評価

(2026年2月19日 10:30〜12:00)

 「心地よさ」のような生活の質に関する評価尺度が重視されるようになったのはつい最近のことではないだろうか。医学分野で言えば、皮膚表面など生活の質を左右する部分は、形成外科医の努力によって保険診療が増えてきたが、美容外科の多くは未だ自己負担である。工学分野で言えば、本講演が存在するのもそれを象徴するように、いくつもの専門領域にまたがる難問として扱われてきており、ごく少数の研究者の個々の取り組みに終始している。  本講演では、心の動きを比較的正直に伝えるメディアとして注目されている顔に関して、これまでの研究の概要や歴史を述べ、顔の画像解析の方法、さらにはオートエンコーダーといった近年導入された技術を応用することによる顔画像技術の新たな展開を俯瞰する。

  1. 顔研究の歴史と研究動向
    1. 顔の研究とは
    2. 顔の画像
      • カメラ画像
      • 断層画像
      • 赤外線画像
    3. 顔の情報
    4. 顔画像データベース
  2. 顔の表情解析
    1. FACS
    2. 表情の画像解析
    3. 顔画像への統計モデルの応用
    4. 生成ディープラーニング
    5. 応用事例集
  3. 社会課題に対する顔の画像解析技術の応用
    1. 自動車ドライバーの表情に関する画像技術
      1. 自動車内の画像環境
      2. 感情と表情
      3. 自動車ドライバーの気分検出アルゴリズム
    2. 健康に関する表情画像技術
      1. 表情筋運動の観測
      2. 生理状態に関するもの
      3. 心理状態に関するもの
    3. その他の応用事例

第2部 低負担生体計測技術のドライバ・乗員状態推定への活用可能性

(2026年2月19日 12:50〜14:20)

  1. はじめに
  2. 生理心理計測の基礎 (指標別)
    1. 脳波など中枢系指標
    2. 心拍 (脈拍) ・心拍変動・呼吸など自律神経系指標
    3. 眼球運動・瞬目など視覚系指標
    4. 筋電・重心動揺など筋骨格系指標
  3. 低負担計測の現状と課題
    1. 低負担計測の必要性とトレンド
    2. ウェアラブル計測
    3. 道具・環境組込み型計測
    4. カメラ映像を用いた計測
  4. ヒューマンセンシングの利活用
    1. ドライバセンシング
    2. インタフェース評価
    3. 健康増進・リラクセーション
    4. コミュニケション支援
    5. 生成AIとヒューマンセンシング
    6. XR・サイバー空間とヒューマンセンシング
  5. 人を対象とした実験・評価の進め方
    1. 実験 (評価) 計画の立て方
    2. 結果に影響する要因の統制
    3. 個人差・個人内変動への対処
    4. 倫理的配慮

第3部 心理物理学の枠組みを活用した感情センシング

(2026年2月19日 14:30〜16:00)

  1. ヒトの感情を理解・支援する重要性
    1. ポストパンデミックの社会変化
    2. 社会課題
    3. 脅威と機会
  2. 感情研究のこれまで
    1. 感情の理論
    2. 感情の心理学/生理学
    3. 感情の神経科学
  3. 心理物理学的感情センシング
    1. 感情センシングの課題
    2. 課題解決の着想
    3. 心理物理学
    4. 心理物理学的感情センシング
    5. コンセプト検証
    6. ベイジアンネットワークによる実装
    7. 深層ニューラルネットワークへの拡張
  4. 感情センシングのこれから
    1. 社会的課題
    2. 解決の視点

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