(2012年11月17日 13:30~14:30)
静岡県立静岡がんセンター リハビリテーション科 部長
田沼 明(たぬま あきら) 氏
がん患者数の増加および治療成績の向上によりがん生存者は増加の一途をたどっている。がん患者においては、がんそのものによる障害やがんの治療にともなう障害によってADLやQOLが低下しやすい。そこで、近年がん患者に対するリハビリテーションの重要性が認識されてきている。 本講では、がん患者に対するリハビリテーションの実際について概説する。
(2012年11月17日 14:40~15:40)
独立行政法人国立がん研究センター東病院 副看護部長
栗原 美穂(くりはら みほ) 氏
がん患者は、病期による症状や障害が多岐にわたり、治療に伴う合併症や苦痛症状も複雑ながんに対し、病状の変化や症状に対応しながら、がんと共に生きるという大きな課題を持つ。 患者個々のニーズに応える方法の1つであるがんのリハビリテーションでは、がんの特徴を踏まえ、専門的な知識や技術を動員したチーム医療によって多職種が連携することが重要である。
(2012年11月17日 15:50~16:50)
社会医療法人生長会ベルランド総合病院 作業療法室 リーダー
島崎 寛将(しまざき ひろまさ) 氏
「がん対策基本法」が施行され、「緩和医療」「在宅医療」が推進される中でがん医療におけるリハビリテーションにはどのような役割があるのか。どのような取り組みが可能なのか。 本講では、緩和ケアの視点を踏まえ特に進行がん・末期がん患者に対するリハビリテーションの取り組みと在宅支援に向けた取り組みについて紹介する。