7月から固定買取価格制度が始まりました。太陽光発電はもっともポピュラーな再生可能エネルギー発電事業として多くの企業が取り組み始めています。その一方で、技術関連の情報やノウハウなどは得やすいのですが、事業の採算性に関するノウハウなどはあまり流通していません。
本セミナーでは、すでに太陽光発電事業に何件か関わっている今泉大輔氏により、実際的なノウハウの解説を行います。特に、一定の採算性を確保するためには何をコントロールすればよいのか、収支試算をベースにしたポイントを説明します。
- プロジェクトの全体像
- 用地選定
- よい用地とはどのようなものか?
- 避けるべき用地とはどのようなものか?
- なぜ3ha強=2,000kWがもてはやされるのか?
- EPC業者選定の条件
- 発電量のシミュレーションができる
- 太陽光システムの設計ができる
- 複数メーカーから太陽光パネルの調達ができる
- 変圧器の調達ができる(高圧の場合/特別高圧の場合)
- 簡易整地作業、架台設置作業、電気設備工事ができる
- 操業前の試運転の面倒を見てくれる
- 太陽光パネルの適正な価格帯
- 事業の採算性に決定的な影響を持つ太陽光パネルの価格
- 採算性を向上させるパネル価格を見極めるポイントは?
- 事業収支の試算の仕方(エクセルを使った試算モデル)
- IRRの意味と算出の仕方
- 調達価格算出委員会が固定価格を決める際にも参考にしたIRRの意味とは?
- IRRをどうやって算出するか?
- 赤字が出るプロジェクトとはどのようなものか?
- 電力会社との系統連系協議がボトルネック
- 太陽光発電設備を系統に接続するのに不可欠な連系協議の一部始終
- プロジェクトを推進する上で何が課題か?
- 借地料はいくらが適正か?
- 太陽光発電事業の採算に大きな影響を与える借地料
- 平米当たりいくらまでなら大丈夫か?
- 電気主任技術者をどうするか?
- 法律で義務づけられている電気主任技術者の専任
- 外部委託できるのは1,000kWまで
- 初期投資額の資金調達について
- 銀行が融資する際の与信審査のポイント
- 特別目的会社(SPC) を設立する場合
- それ以外の資金調達方法
- 42円/kWhの期間中に終わらないプロジェクトはどうするのか?
- 42円が適用される条件
- 2013年4月以降「36円」になったら、どうすればいいのか?