次世代低GWP混合冷媒の最新動向と評価方法・応用

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本セミナーでは、混合冷媒、特に非共沸混合冷媒特有の「温度勾配 (温度グライド) 」が伝熱特性やシステム性能に与える影響について、熱力学的な基礎から最新の研究成果までを詳説いたします。

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プログラム

地球温暖化対策 (キガリ改正) に伴い、HFC冷媒からHFO冷媒をはじめとする低GWP (地球温暖化係数) 冷媒への転換が急務となっています。しかし、単一の低GWP冷媒では燃焼性や能力不足といった課題があり、複数の冷媒を混合することで課題を解決する「混合冷媒」の活用が不可欠です。  本セミナーでは、混合冷媒、特に非共沸混合冷媒特有の「温度勾配 (温度グライド) 」が伝熱特性やシステム性能に与える影響について、熱力学的な基礎から最新の研究成果までを詳説します。講師が長年取り組んできたマイクロチャネル内での流動沸騰・凝縮伝熱の評価手法や、混合冷媒を用いたヒートポンプシステムの最適設計指針について、図解を交えて解説します。

  1. 地球温暖化対策と冷媒転換の世界的潮流
    1. キガリ改正と国内外の冷媒規制動向
    2. HFO冷媒の特性と混合冷媒の必要性
    3. 低GWP混合冷媒の候補と動向
      • R1234yf
      • R1234ze
      • R32等
  2. 混合冷媒の熱力学的基礎
    1. 共沸・近共沸・非共沸混合冷媒の定義
    2. 状態図の読み方と注意点
      • P-h線図
      • T-s線図
    3. 温度勾配 (温度グライド) のメカニズム
    4. 混合による熱物性の変化
      • 粘性
      • 熱伝導率
      • 表面張力
  3. 混合冷媒の蒸発 (流動沸騰) 伝熱特性
    1. 混合冷媒における物質移動抵抗の影響
    2. 局所熱伝達率の測定手法と評価基準
    3. 平滑管および内面溝付管内での沸騰挙動
    4. マイクロチャネル内での流動様式と伝熱劣化の抑制
    5. 既存の伝熱相関式の適用限界と修正モデル
  4. 混合冷媒の凝縮伝熱特性
    1. 凝縮行程における温度勾配の影響
    2. 剪断力と重力が支配する領域の伝熱評価
    3. 不凝縮ガスの混入が与える影響とその対策
  5. 混合冷媒を用いた熱交換器の設計・最適化
    1. 温度勾配を利用したローレンツサイクルの概念
    2. 冷媒と熱媒体 (水・空気) の温度プロファイルの整合 (マッチング)
    3. 対向流・並行流・直交流による性能差の比較
    4. 圧力損失と伝熱促進のトレードオフ評価
  6. システム性能評価と今後の展望
    1. サイクルシミュレーションによるCOP予測
    2. 混合比率の変化がシステムに与える影響 (組成変化問題)
    3. 次世代冷媒に向けた冷凍機油、シール材料との相性
    4. 将来の展望:自然冷媒との混合や新規冷媒の可能性

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