電気・電子機器の信頼性と安全性、発火防止における原理・原則と具体策

セミナーに申し込む
オンライン 開催

本セミナーでは、電気・電子機器および電子部品の信頼性と安全性を高めることを目的に、設計・量産・販売後の各段階で、故障や事故を未然に防ぐための基本思想と実務で直面する課題への対策を体系的に解説いたします。
さらに、安全性の中でも特に重要となる「発火防止」については、講師がキヤノンで実践してきた取り組みをベースに、“発火を起こさないための安全設計手法”を事例とノウハウに基づき詳しく紹介いたします。

日時

開催予定

プログラム

電気・電子機器とは、産業用機器 (ロボット、溶接機等) 、通信機器、医療機器、家電製品、事務機等の多種類の電気製品を指します。  1章では、それら製品の信頼性と安全性の共通の課題と製品特有の解決策の原理・原則を説明します。電気回路設計の勘どころ、電気・電子部品の選定、品質水準の捉え方、量産におけるサイレントチェンジへの対応を示します。さらに販売後の電気・電子機器の信頼性と安全性の維持には欠かせない保守・点検のポイントを述べます。  2章は、電気・電子機器の安全性で解決が難しい発火防止の設計思想の事例です。私がキヤノンで20年間にわたり実践した事務機の発火防止の設計思想の実例を示し、皆様がご担当する電気・電子機器の発火防止設計のヒントになることを願います。

  1. 第1章 : 電気・電子機器の信頼性と安全性の原理・原則
    1. 電気・電子機器の分類と特徴
      1. 電気・電子機器の定義、信頼性、安全性
    2. 信頼性と安全性に関わる故障事例
      1. 製品寿命、電気・電子部品の故障
    3. 電気回路設計時の原理・原則
      1. 電気回路設計時の勘どころ、境界領域
      2. 信頼性は安全性の基礎
        • 先輩からの教訓:フェールセーフ
      3. 電気・電子部品の経年劣化
    4. 電気・電子部品、プラスチックの選定の原理・原則
      1. 電気定格の定義
      2. 使い方の基本、ディレーティング
      3. プラスチックの選定
    5. 品質確認の原理・原則
      1. 品質確認の原理・原則の意味
      2. 品質確認の事例
        • 世界18カ国を訪問し電源品の測定と未然防止対策質
          • サージ
          • 過電圧等
    6. 量産時の信頼性と安全性の確保
      1. サイレントチェンジへの対応
      2. サイレントチェンジへの解決、変化点からリスクを見抜く力を付ける
    7. 販売後の信頼性と安全性の確保 (保守・点検)
      1. 保守・点検は電気・電子機器の信頼性と安全性を保つ重要作業
      2. 産業・工場用機器、通信・情報機器、家庭用・事務用機器の保守・点検
  2. 第2章 : 電気・電子機器の発火防止の設計思想
    1. 事務機の世界の安全規格 (IEC、UL) の推移と実質安全の活動
      1. 安全規格の変遷と認証制度の限界
      2. 基準の項目と基準値のレベル違い
    2. キヤノンの本質的な安全技術の活動
      • 複写機の発火防止の設計思想 〜本質から対策を考える〜
        1. 重要部品のメーカとの協同開発
          • サージに強いフィルムコンデンサの作り込み
          • 無発火アルミ電解コンデンサの開発、メーカが量産
          • 難燃バリスタの実用化
        2. ヒータ・ランプは二重の電気保護回路で対応する
        3. 電子部品とプラスチックの隔離距離で延焼の連鎖を断ち切る
          • 電子部品の発火時の炎の高さと継続時間のモデル
          • シミュレーションの導入で不安定現象を再現
          • 発火源のあらゆる方向に対し「隔離距離」を確保
    3. 実質安全とIEC62368-1のHBSE アプローチ
      • 実質安全は先進的な安全理念の推進

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

アーカイブ配信セミナー