【企画の趣旨】
研究者や開発・設計者、エンジニア―の話が「よくわからない」とか「難しい」と言われるのは、多くの場合話し手に原因があります。対策としては、聞き手に合わせた話の組立てと、専門技術を解り易く解説して、落ち着いた態度や姿勢で相手を引きつけ、プレゼンテーションで内容を正しく伝えることが、理解と合意を引き出すカギとなります。
本セミナーでは、参加者全員のプレゼンテーションをiPadで撮影し、スキルを診断します。診断結果を分析して問題点を確認し、グループで処置・対策を検討します。聞き手を説得し動かすための話し方を学び、設定した課題へのチャレンジで、聞き手を説得し動かすための、プレゼンテーション力を強化して頂きます。
【講師の言葉】
技術者やリーダーが、社内の関係者やお客様を前にして、技術の優位性や商品の特徴についてプレゼンテーションする機会が増えています。話すことが不得意な技術者は、聞き手から「説明がわからない」とか「結論が不明だ」と言われ、プレゼンテーションがビジネスに結び付かないこともあります。
技術者の説明が『わかりにくい』といわれるのは・・・
- 聞き手を無視した専門用語を多用した。
- 自分の関心事項や得意分野の話に終始した。
- 活用例や効果説明より技術的な話で時間がきた…などです。
聞き手が「わかりやすい」と感じるプレゼンテーションは、
- プレゼンの目的や全体の流れが示されている。
- 聞き手が内容を理解し使用法がイメージできる。
- 聞き手の目線で言葉を選び具体的に説明する…ことです。
本講座では、実践型の講義で知識とスキルを学び、プレゼンテーションワークで、一人一人のプレゼンパワーを強化していただきます。
この機会に万障お繰り合わせの上 是非、ご受講下さい。
- はじめに
- まずプレゼンテーションをやってみましょう
- プレゼンをiPadで撮影する (全員)
- 再現映像を見て自分の問題点を確認する
- CAPDo (キャップドウー) で相互評価
- スキルアップシートの作成と代表者の発表
- 聞き手に届くプレゼンテーションとは
- プレゼンは見た目の印象で9割決まる
- 見た目のチェック (二人ひと組で)
- 聞き手に好感を与えるエクササイズ
- すっきりとたっていますか?
- 美しい姿勢を意識していますか?
- お腹から声を出していますか?
- 笑顔でアイコンタクトしてますか?
- プレゼンテーションワーク (1)
- テーマ:「商品・サービス (90秒) 紹介」
- 原稿の作成 10分 (リハーサル時間含む)
- 90秒プレゼン:グループごとに行う
- ヒアリングシートの記入
- グループ内ディスカッション
- 聞き手を動かすプレゼンテーションスキルとは
- 「アイウエオ」で聞き手のニーズを把握する
- 提案を「カキクケコ」でまとめ聞き手を説得する
- プレゼンは「サシスセソ」で聞き手を動かす
- プレゼンテーションワーク (2)
- テーマ「自由設定 (3分) プレゼン」
- ゴール:聞き手から「YES」を引きだす
- 原稿の作成 10分 (リハーサル時間含む)
- 3分プレゼン:グループごとに行う
- グループディスカッション (代表者の決定)
- グループ対抗プレゼンテーション
- 講師のコメント
- まとめ、質疑・応答