本セミナーでは、シールの基本原理から、ゴム・接着・トライボロジー・腐食など密封信頼性を左右する要素技術までを体系的に整理し、不具合事例を通して“なぜ漏れるのか”、“どう防ぐのか”を解説いたします。
オイルシール、Oリング、メカニカルシールなどの構造・設計・材質選定の実務ポイントを具体的に解説し、明日から使える設計・評価の勘所を習得いただけます。
日時
- 2026年2月25日 10時00分〜 2026年2月25日 16時30分
開催予定
プログラム
自動車部品を初めとして多くの機械部品には、様々なシール部品が用いられている。このシール部品には各種流体 (ex.潤滑油) の密封性や長寿命化、および運動用シール (ex.オイルシール、Oリング) において、品質向上のため低摩擦・低摩耗性、低騒音が要求されている。 シール部品自体は安価なモノが多いが、シール部品の品質問題が発生すると、流体漏れという製品として致命的なトラブルを引き起こしてしまう。とかく、技術者の皆様がシール部品を選択する際、シール構造のみを考慮する傾向がありますが、良いシール部品の設計には、使用材料や関連する要素技術 (ex.密着性、トライボロジー、腐食等) に関わる基礎知識の習得が重要となります。 今回の研修の狙いは、代表的なシール部品の基礎知識だけではなく、シール品質に関わる要素技術まで学ぶことの重要さを理解していただくことにあります。
- シール技術の概要
- 様々なシール部品の概要と特徴
- シールとは
- 運動用&固定用シール
- 使用例
- シールの分類
- 各種シール剤とその特徴
- シール用ゴム材料の特徴と適用
- ゴム材料の基礎と品質に関わる概要を解説
- ゴムの種類
- ゴムの分類と種類
- ゴム材料の基礎
- 高分子材料とゴムの関係
- 高分子材料とは
- 分子鎖とゴムの性状
- ゴムとして使える高分子物質
- 温度が上がると変化する性質
- 架橋操作
- 架橋とは
- 架橋の形態
- 硫黄加硫
- 過酸化物加硫
- 付加加硫
- ゴム弾性の様子
- ゴム材料の劣化
- ゴム材料のトラブル
- 安定したゴム分子とは
- ゴムの熱・酸化・光による劣化対策
- ゴムの寒さ対策
- ゴムの耐水・耐油対策 等
- ゴム製品の製造事例
- 熱可塑性エラストマー
- 接着剤のシールへの適用 (液状ガスケット)
- フランジ面の表面粗度に影響されず、高い密封性を要求する場合に適用される液状ガスケットを選択する際に必要とする密着性について解説
- 液状ガスケットとは
- 接着剤のシール剤への適用例
- 概要
- 液状ガスケットの形態
- 密着力とは
- 機械的接合
- 物理的相互作用
- 液状ガスケットのメリットと課題
- 適応例
- 液状ガスケットの事例
- 発泡フォーム型/UV硬化型液状ガスケットの製法
- フランジの面粗さと締め付け力
- 用途
- 運動用シールに関連したトライボロジーの基礎
- 摺動面で発生する摩擦や摩耗、異音に関する基礎知識を解説
- 摩擦とシールの関係
- 潤滑の形態と摩擦
- シールに与えるトライボロジーの影響
- 摩擦の発生原因
- アモントン/クーロンの摩擦の法則
- 摩擦のメカニズム
- 潤滑油が介在した場合の状態
- 摩擦と摩耗の関係
- 異音について (スティック&スリップ)
- シールと腐食の関係
- シール材と接触部材間の隙間や異種材料の接触が腐食に与える影響を解説する
- シールと腐食の関係
- 腐食と防錆
- 腐食の概要
- 分類
- 金属腐食のプロセス
- 隙間腐食
- 異種金属接触腐食
- 電食のメカニズム
- 電食の防止・抑制
- 腐食の概要
- 電食の事例
- 各種シール部品の概要と密封原理および用途・取り扱い
- 代表的なシール部品の基礎と信頼性を確保するための取扱いを解説する
- メタル/ゴムガスケット
- 概要
- ガスケットの役割と必要な要件
- 役割
- 必要条件
- 種類と適用例
- ガスケットの漏洩形態
- 用途例 – エンジンヘッドガスケット
- 必要機能
- メタル積層型シリンダ
- ヘッドガスケットの特徴
- 燃焼圧上昇に関するガス漏れ事例
- ガスケットの設計
- ガスケットの選定
- ガスケット寸法の設定
- フランジのガスケットの座
- Oリング用溝部形状の選定
- 締付け条件の設定
- オイルシール
- オイルシールとは
- 構造と機能
- オイルシールの特徴と用途
- 種類
- シールの原理
- リップの締付け力とは
- シール原理
- 潤滑原理
- 新しいリップシール
- オイルシールの摩擦トルク
- オイルシールの設計
- オイルシールの選定
- ゴム材質の選定
- 軸部の設計
- オイルシールの寿命
- 留意点
- オイルシールの取扱い
- 装着時
- 保管時
- Oリング (固定用、運動用)
- Oリングの選定方法
- Oリングの密閉原理
- 基本原理
- セルフシール作用
- Oリングの設計特性
- 設計特性の算出法
- 圧縮率
- つぶし代と圧縮永久歪
- 溝部の剛性影響
- Oリング材料に要求される性質
- 基本性能
- 材料の特徴
- 溝部の表面粗さ
- Oリングの表面処理
- ガスケットの取り扱い方法
- ゴム材料の寿命評価
- Oリングの破損事例
- メカニカルシール
- メカニカルシールとは
- 適用機器
- 基本構造
- メカニカルシールの原理
- シールの基本
- メカニズム
- 2層流説
- 表面張力説
- ポンピング作用説
- メカニカルシールの形式
- 種類
- バランス形とアンバランス形
- メカニカルシールの選定
- 選定手順
- 圧力バランスと組合せの選定
- ばねの構造と位置の選定
- 主な材料構成
- 特殊シール
- ラビリンスシール
- 磁性流体シール
- 故障と対策
- オイルシールの漏れ原因と対策
- 往復動用リップパッキンの漏れの要因
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 複数名: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
受講者の声
- 受講者の知識、知りたいことをヒアリングしながら進めていただいたのでとてもよかったです。講師の解説もとても分かりやすく満足でした。
- 今までアバウトなシールに関する知識しか持っていなかったが、より深く理解することができた。
- 基本的な所、参加者のニーズに合わせて丁寧な対応をしてくれた。シールの基本的な技術が重要なことを改めて理解した。
- 演習での実践が多く、わかりやすかった。
- オンラインで受講しましたが質問もでき、有意義な内容でした。
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
テキスト送付に係る配送料
ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。
会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかをご選択いただけます。
会場受講をご希望の場合
- ライブ配信、アーカイブ配信のサービスは受けられません。
- 翌営業日までに、請求書、受講票、会場までの地図を発送させていただきます。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
- 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
ライブ配信セミナーをご希望の場合
- セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年3月4日〜10日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料は別途、送付いたします。