講師:大手外資系製薬企業 臨床薬理スタディ担当者
FDAなどの海外の規制当局はファーマコゲノミクスに関するガイダンス等を発出し、個別化医療を志向した医薬品開発をリードしています。
本講座ではファーマコゲノミクスのコンセプトについて理解を深め、海外レギュレーションから想定されるファーマコゲノミクスを取り入れた医薬品臨床開発のイメージをディスカッションします。
- 医薬品開発におけるファーマコゲノミクスの現状
- ファーマコゲノミクスの歴史
- ファーマコゲノミクスとlabelingの現状
- 製薬企業の動向
- ファーマコゲノミクスに関する遺伝学、分子生物学的観点
- 変異と多型
- ハーディー・ワインバーグ平衡
- ハプロタイプ
- 連鎖不平衡
- Genome Wide Association Study
- ファーマコゲノミクスを取り入れた臨床試験の企画、実施と問題点
- Hypothesis generating vs. Hypothesis testing
- Retrospective vs. prospective
- 表現型の選択と収集
- 検出力とサンプルサイズ
- データの品質管理
- 統計モデル
- 構造化集団について
- 多重検定と有意水準の調整
- 国内、海外の規制の動向
- 日米欧
- ICH
- ファーマコゲノミクス研究と国際的なレギュレーション
- FDAのPharmacogenomic Data Submissionsガイダンス
- データの提出が求められる事例の検討
- Voluntary Submissionでよい事例の検討
- 今後の展望
- 規制のあり方
- 医療現場への還元