本セミナーでは、化学物質管理の基本的な考え方から国内外の規制動向、実務に即した具体的な対策としたSDS作成のポイント、ラベル表示の適切な方法、毒性調査や最新の化学物質管理法の実例などについて解説いたします。
また、マイクロプラスチックやナノマテリアルの安全性、PFAS規制などの現状や今日の課題についても説明し、化学物質管理者が果たすべき役割や責任について理解を深めていただきます。
現在、国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類に上りますが、その中には危険性や有害性が不明な物質も少なくありません。こうした中で、化学物質による労働災害 (がんなどの遅発性疾病は除く。) は年間450件程度で推移し、法令による規制の対象となっていない物質を原因とするものは約8割を占める状況にあります。また、オルト – トルイジンによる膀胱がん事案、MOCAによる膀胱がん事案、有機粉塵による肺疾患の発生など、化学物質等による重大な職業性疾病も後を絶たない状況にあります。 化学物質は我々の生活に不可欠でありながら、取扱いを誤ると、人の健康や環境を脅かす有害な物質として作用します。それ故、適切な管理を行わなくてはなりませんが、そのためには、有機化学、無機化学、生化学、高分子、材料、環境、薬学、分析等々の幅広い分野の知識と、関係する法律 (化学物質審査規制法 (化審法)、化学物質排出把握管理促進法 (化管法)、労働安全衛生法 (安衛法)、毒物及び劇物取締法 (毒劇法)、消防法、化学兵器取締法等々) 、また、REACH等の国際法も知らなければなりません。また、化学物質管理に関し、今何が問題で、潮流は、そしてどのように対処したらいいか、今日的課題についても解説します。 昨今、労安法が改正になり、職場での化学物質管理者の選任が求められており、化学物質管理だけではなく、「化学物質管理に責任を持つ」人材が求められています。しかし、企業や研究機関の中で、化学物質管理をする人は実質どれだけ能力があるのか、不明なことも多く、不安感を持つのが現状です。そこで、最近設定された化学物質管理士資格についても詳しく紹介します。本セミナーを受講することにより、化学物質管理というもの、管理に関する今日的課題、化学物質管理に関する資格等の理解が得られます。
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