顧客をつくるとは、どういうことでしょうか。それは顧客とコミュニケートし、感動と驚きを与え、夢中にさせることです。消費者心理の法則AIDMAでも注意と関心が最優先されるように、価値ある製品やサービスに魅力を持たせることを意味します。 その特効薬が、ストーリーなのです。上司に企画を提案する、取引先にプレゼンする、新たな顧客を開拓する。相手に分かりやすく伝えられなければ、相手の興味を引くことがありません。だからこそ、マーケティングとして顧客を創造するプロセスや商品/サービスのブランディング、経営戦略及び経営理念においても、成功者や成功企業はストーリーを効果的に使っています。 具体例には、ソニーVAIOやアップルiPhoneがあります。ソフトバンク社やグーグル社のテレビコマーシャルもストーリーです。ディスニーランドやIKEAといった施設でもさまざまなストーリーが顧客の気持ちをひきつけています。 そのなかでも、今回は日常のビジネスで効果的に使えるストーリーの手法を学んでいきます。テレビショッピング、ゲーム、音楽など、数々のヒット作のストーリーに携わってきたプロ2名が、相手の興味をひきつけるコツとポイントをお伝えします。