本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎と最新研究開発動向について解説いたします。
また、商用化に向けた問題点や技術的課題、量子コンピュータビジネスの可能性について議論いたします。
日時
- 2025年10月16日 10時00分〜 2025年10月16日 17時00分
プログラム
石破首相は2025年を量子産業化1年と位置づけ、量子技術の産業化支援を強化する方針を示しました。また2025年6月にカナダで開催された主要7カ国首脳会議 (G7サミット) において、量子コンピュータを中心とする量子技術に関する共同声明「量子技術の未来に向けた共同声明」が採択されました。
量子コンピュータとは、重ね合わせや量子もつれなどの量子力学原理を情報処理に利用したコンピュータです。量子コンピュータを用いると、因数分解、機械学習、量子化学計算、金融、線形連立方程式等のいくつかの数学的問題を古典コンピュータに比べて指数関数的に高速に解くことが可能となります。そのため、世界的大企業やスタートアップが量子コンピュータハードウェア・ソフトウェア開発やビジネス展開に向けた取り組みを行っています。
これまで超伝導量子コンピュータが量子コンピュータ研究開発の主役でした。ところが、2023年12月にアメリカのスタートアップQuEraが48論理量子ビットを搭載した中性原子量子コンピュータを実現し、業界に大きな衝撃を与えました。その後、Googleが超伝導量子コンピュータを用いて世界初の論理量子ビットを実現し、2024年は誤り耐性汎用量子コンピュータFTQC (Fault Tolerant Quantum Computer) 1年として認識されています。
本セミナーにおいては、量子コンピュータ技術の基礎から最新動向まで非専門家向けにわかりやすく解説を行います。また、FTQC向け量子アルゴリズム、量子エラー訂正と表面符号などの最先端トピックスに加えて、FTQCの実用化に向けた膨大な技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。さらに、大型希釈冷凍器、クライオCMOS制御回路、超伝導制御回路、CMOSプロセスを用いた量子ビット製造技術、量子コンピュータ用極低温部素材技術 (同軸ケーブル、フラットケーブル、アンプ、コネクタ) などの今後注目すべき量子周辺・コンポーネント技術や量子サプライチェーン、量子ベンチマーキングについても解説を行います。
- 今何が起こっているのか?:FTQC時代の幕開け
- QuEraとAtom computingの中性原子量子コンピュータ:論理量子ビットの衝撃
- Googleの超伝導量子コンピュータ:本格的な論理量子ビットの実現
- IBMの量子データセンターStaring計画:2029年に200論理量子ビットの計画
- RSA2048解読のリソース推定:100万物理量子ビットで1週間以内に解読可能
- 量子コンピュータ入門:基礎編
- 量子コンピュータの歴史
- 量子ビット
- 量子チューリング機械
- 量子論理回路
- 量子アルゴリズムと量子計算量理論
- 量子コンピュータのエラー
- 量子コンピュータ入:応用編
- 古典エラー訂正と量子エラー訂正
- 表面符号
- FTQC (誤り耐性汎用量子コンピュータ) とNISQ (エラー訂正機能を搭載していないノイジーな中規模量子デバイス)
- FTQC向け量子アルゴリズム
- 因数分解
- 量子化学
- 微分方程式系と計算工学
- 金融など
- 量子コンピュータプログラミング
- 量子コンピュータのリソース推定
- 最新研究開発動向と最先端トピックス
- 日本の量子戦略
- 世界の量子戦略
- 超伝導量子コンピュータ
- シリコン量子コンピュータ
- イオントラップ量子コンピュータ
- 中性原子量子コンピュータ
- 光量子コンピュータ
- 量子クラウドサービス
- IBM Quantum Platform
- Amazon Braket
- Microsoft Azure Quantumなど
- 量子プログラム言語・量子ソフトウェア開発環境SDK・量子回路シミュレータ
- 企業による量子コンピュータ活用事例
- 量子化学
- 機械学習
- 金融など
- 課題と展望
- FTQC実現のための技術課題
- 量子コンピュータ周辺技術
- 大規模集積化プロセス
- フラットケーブル
- 三次元実装
- 巨大希釈冷凍機
- クライオ CMOS制御回路
- 超伝導制御回路など
- 下町量子コンピュータ:量子部素材技術と量子サプライチェーン
- 同軸ケーブル
- フラットケーブル
- アンプ
- コネクタなど
- 量子コンピュータのベンチマーキング
- 集積度
- 忠実度
- 量子体積
- アルゴリズミック量子ビット
- CLOPSなど
受講料
- 1名様: 49,000円(税別) / 53,900円(税込)
- 複数名: 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。