インフラの老朽化メカニズムとその対策、長寿命化、非破壊検査

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本セミナーでは、インフラの老朽化メカニズムと対策、長寿命化、非破壊検査について取り上げ、定期点検・目視点検では見えない内部の劣化状態の非破壊検査、天井落下・道路陥没など重大な事故を未然に防ぐための分析技術、対策を詳解いたします。

日時

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プログラム

第1部 近赤外分光を用いたコンクリートの非破壊診断

(2025年10月28日 10:30〜12:00)

 近赤外域の光を用いると、非破壊・非接触でコンクリート構造物の化学的な劣化を簡易診断することができます。分光はどんな技術で何に使えるのか、建設物のマネジメントの重要性などについて実験結果をもとに、分かりやすく説明します。

  1. インフラモニタリング
    1. インフラの長寿命化
    2. 劣化要因となる外来因子
      1. 塩害
      2. 炭酸化
      3. 硫酸劣化
      4. アルカリ骨材反応
    3. モニタリング技術について
  2. 分光による成分分析とは
    1. 特徴的な光吸収
    2. 光を分ける
    3. 分光器の種類
    4. 近赤外域について
      1. 原理
      2. 近赤外域での分光の特徴
  3. 高感度分光
    1. 分光器の種類
    2. 高感度な二光束干渉計とその利点
    3. 分解能向上の工夫
  4. 分光分析の事例
    1. コンクリートの相組成分析について
    2. 近赤外域における解析の難しさ
    3. 確率論を用いた分析法
    4. 表面被覆剤の劣化
  5. まとめ

第2部 誘導加熱技術を用いたIH式塗膜剥離装置の開発と適用事例

(2025年10月28日 13:00〜14:30)

 インフラの老朽化は人命にかわかる事故やライフラインの寸断といった深刻な問題を引き起こす。橋梁や送電鉄塔をはじめとした鋼構造物を安全に長期間使用する手段の一つとして、これらの構造物の金属腐食を抑制し、耐力を維持する事が非常に有効である。そのため定期的な塗装の塗り替えが簡便かつ効果的な手段であるが、この際の塗膜の剥離作業には多くの課題があり、具体的には工期短縮、環境および安全への配慮、廃棄物処理の煩雑さなどが挙げられる。  これらの課題を解決するために当社は誘導加熱 (Induction Heating:IH) 技術を使ったIH式塗膜剥離装置を開発し、実用化している。今回の講座ではその概要について詳しく解説する。

  1. はじめに
  2. インフラ老朽化問題と課題
  3. 塗膜剥離工法の種類と特長
  4. 誘導加熱式塗膜剥離工法の優位性
  5. DHF製IH剥離装置の紹介
  6. 事例紹介
  7. 今後の展望とまとめ
  8. おわりに

第3部 「四次元透視」が実現する未来のインフラ監視技術と陥没リスクの低減

(2025年10月28日 14:45〜16:15)

 インフラ老朽化が進む中で、目視や打音による従来の点検手法には限界があり、内部劣化や空洞を可視化する新たな技術が求められています。本講演では、四次元透視技術を軸に、インフラの点検・保全をより予防的・効率的に進めるための技術的潮流を紹介します。AI解析や自動運転車との連携による国土規模での維持管理の未来像にも触れ、実践的かつ構想的な視点からその可能性を共有します。  地中レーダー (GPR) やLiDAR、AI解析を組み合わせて、道路や構造物の「内部」を非破壊で透視し、損傷の進行や空洞の形成といった陥没リスクをいかに早期に察知するかを理解できます。また、時系列データを重ねて劣化の進行を定量化する「四次元透視」技術の構造や、社会実装に向けた最新の取組 (例:長野県千曲市での大規模計測) について学ぶことができます。

  1. 社会インフラの老朽化と予防保全の重要性
    1. 全国で多発する陥没・崩落事故
    2. 目視点検の限界と新しい点検アプローチの需要
  2. 車載型センシングの最先端
    1. 可視空間センシング
    2. 非可視空間センシング
    3. 車載型地中レーダー (GPR) ・LiDARの統合による路面・路面下の立体可視化
  3. 深層学習による自動解析
    1. GPRデータに対するセグメンテーションおよび逆解析手法
  4. 自治体における社会実装の最前線
    1. 約128kmにおよぶ走行計測
    2. 大規模解析の例
  5. 今後の展望:無人化・標準化・輸出戦略
    1. 自動運転技術と連携した常時インフラ監視体制の構想
    2. 「四次元透視」の新たな概念・技術の創出・地中レーダー解析の最前線

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